内容説明
建武中元2年(西暦57)、倭奴国王綿積氏は後漢に奉貢朝賀し、光武帝は印綬を賜った。即ち「漢は奴国王に委ねる」と―古代史に勇名を馳せた阿曇氏は、白村江での大敗を機に『日本書紀』からその名を消し、志賀島北部の山嶺に沖津宮を築きわたつみ三神を祀った。
目次
1 楽浪郡
2 阿曇族
3 卑弥呼
4 壹與
5 広開土王碑
6 倭の五王の時代
7 磐井の乱
8 白村江―『日本書紀』に見る阿曇氏
9 志賀海神社考
10 風浪宮考
著者等紹介
示車右甫[ジシャユウホ]
1931(昭和6)年、福岡市に生まれる。1950(昭和25)年、福岡市立博多工業高等学校卒業。2004(平成16)年、東福岡信用組合退職。著書に『断食者崩壊』(1967年。福岡市民芸術祭賞・小説部門の一席)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。