内容説明
多彩な思潮と人脈が生み出してきた文学と歴史―郷土への深い愛情と半世紀を超える研究とが織り成す書。
目次
1 京築を彩る文化と歴史(吉田学軒と森〓外と「昭和」の元号;行橋地方の近代教育の特色;村上仏山の私塾・水哉園の教育;幕末の漢詩人たちの歴遊―広瀬旭荘の書簡と『仏山堂日記』を中心に;竹下しづの女と漢学塾・水哉園;末松謙澄と「門司新報」;葉山嘉樹の文学への出発―『葉山嘉樹短編小説選集』の出版;新資料による葉山嘉樹の父・荒太郎郡長の足跡―プロレタリア作家・葉山嘉樹の父の空白に迫る;里村欣三をめぐる北九州出身の作家たち―不思議な縁で結ばれた里村欣三・葉山嘉樹・火野葦平・鶴田知也;プロレタリア作家・里村欣三と火野葦平の戦争と生活;鶴田知也の「謙虚」と「実践」の文学―序文・後書きへのこだわり;連歌の再興に賭けた人―高辻安親宮司を悼む)
2 郷土・美夜古の文献と歴史(郷土ゆかりの文化人たち;幕末‐明治の郷土を知る;郷土史を学ぶ;紀行に見る郷土;郷土の文化を知る;つれづれなるまま)
著者等紹介
城戸淳一[キドジュンイチ]
1941年、福岡県行橋市に生まれる。1963年、北九州市立大学卒業。高等学校教諭として38年間勤め、その間、司書、司書教諭資格を取得し、図書館教育にも携わる。定年退職後、行橋市史編纂室、行橋市図書館長、福岡県文化財保護指導員を務める。現在、美夜古郷土史学校、かんだ郷土史研究会、小倉郷土会などの会員。行橋市文化財調査委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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