縄文の断片から見えてくる―修復家と人類学者が探る修復の迷宮

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縄文の断片から見えてくる―修復家と人類学者が探る修復の迷宮

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  • サイズ 46判/ページ数 248p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784910036045
  • NDC分類 210.2
  • Cコード C0039

内容説明

土の中から破片が発掘され、修復され、展示されるまでには、いくつもの厄介な問題が存在する。欠損の意味、修復の介入度合い、修復箇所の判別、復元してわかること見えなくなるもの、現代人の発想の危うさ…。考古遺物、考古学に潜む迷宮を、縄文土器の修復という営みから、また世界の事例から、人類学者と修復家が探究する。

目次

序章 修復の世界への招待(発掘現場の出土品から展覧会の展示品へ;出土したときの国宝土偶;出土品への修復という介入;考古遺物の修復と美術品の修復;修復における自由裁量の幅;出土品、修復家、監修者;結果を形にしなければならない修復という仕事;修復とはそもそも何なのか)
第1章 考古遺物の修復の現場から(文化財の保存修復とは何か;縄文土器の修復;考古遺物の複製そしてレプリカ)
第2章 修復からみた縄文土器の「わからなさ」(縄文とともに現代を生きる;修復における厄介な問題;「向こう合わせの」造形;現れてくるものを受け入れる;縄文土器修復の目指すところ)
第3章 遺物の修復について人類学者が考える―断片・経年変化・複製・展示(修復とは何のために何をすることなのか;断片より完形を偏重すること;経年変化とアンチエイジング;実物をとりまく複数の複製;保存だけでなく展示のために;修復は単品では完結しない)

著者等紹介

古谷嘉章[フルヤヨシアキ]
1956年、東京都生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。博士(学術)。九州大学名誉教授・特任研究者。文化人類学(主たるフィールドはブラジル)

石原道知[イシハラミチトモ]
1965年、熊本県生まれ。武蔵野美術短期大学卒業。考古資料の修復・複製の会社で勤務後、武蔵野文化財修復研究所を設立。東京藝術大学の非常勤講師として材料技術論、埋蔵文化財土器修復を担当。重要文化財、東山遺跡出土瓦塔瓦堂、道訓前遺跡出土縄文土器、上福岡貝塚出土土器修復。文化財保存修復学会、日本文化財科学会、日本陶磁芸術教育学会、特定非営利活動法人文化財保存支援機構会員。縄文コンテンポラリーアート展(船橋市飛ノ台史跡公園博物館)参加

堀江武史[ホリエタケシ]
1967年、東京都生まれ。國學院大學文学部史学科卒業。現在、文化財修復・複製、縄文遺物と現代美術の展示などを手掛ける府中工房主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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やま

7
博物館にある縄文土器などを修復する方々のお話し。普段表に出てこない人たちなので興味深い本でした。その方法や、どこまで復元するのか、手法も人それぞれ。むかし修復をめぐって重文の指定を取り消された縄文土器を思い出しました。 2024/07/09

takao

1
ふむ2023/11/19

ぱぴぷぺぽ

0
**** レプリカでもいい。 気軽に手にとって 触ってみたい。 修復するのは なかなか大変なんですね 2023/10/08

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