つくる人になるために―若き建築家と思想家の往復書簡

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つくる人になるために―若き建築家と思想家の往復書簡

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  • サイズ B6変判/ページ数 260p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784909992031
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

建築する日々に励みながら、旅先でのスケッチや執筆活動にも精をだす若き建築家と、奈良の山村に私設図書館をつくり、執筆や自主ラジオなど様々な形でメッセージを発信する若き思想家が、些細な日常の出来事や思索をつぶさにみつめて綴った往復書簡。私たちにとって「つくる」とはなにかを問いかけ、つくる喜びについて対話を重ねながら、生き物として生きやすい社会を模索していきます。書簡のなかで交わされた対話のトピックスはまさに縦横無尽。働くことやお金のこと、外と内の自然、そして建築や本の話まで広がっていきます。ふたりの対話をじっくり観察すると、前提を問い直すこと、自ら思考し行動することは、何かを「つくる」ことへのきっかけにつながるのではないかと感じます。互いのちょっとした違いを認め合い、相手の言葉を受け止め、内省し、さらに言葉を紡いでいく二人の姿勢は、私たちの日々の生活や思考へのささやかな刺激となり、生き物として少しでも生きやすい社会をつくるヒントになるかもしれません。また、ふたりの書簡を楽しく彩る青木海青子さんのイラストも見どころ。

目次

1 03.09.2021 自分の地図をつくる
2 21.09.2021 はじまりを問い直す
3 06.10.2021 建築とは何か
4 17.11.2021 「ちょうどよい」を考える
5 15.12.2021 つくる人になるために
6 21.03.2022 お金とは何か
7 16.09.2022 つくることの喜び
8 05.10.2022 結界が生み出すもの
9 21.10.2022 生きるための建築
10 13.11.2022 現場に立つ
11 21.11.2022 偶然性を受け入れる
12 09.12.2022 汗水たらして働く
13 11.12.2022 自己変容を楽しむ
14 21.12.2022 分けずに受け取る

著者等紹介

光嶋裕介[コウシマユウスケ]
建築家/一級建築士/博士(建築学)。1979年米国・ニュージャージー州生まれ、小学校2年生の頃日本・奈良に帰国し、少年野球(5番キャッチャー)に熱中。中学からカナダ・トロントと英国・マンチェスターで過ごし、野球に加えてNBAにハマる。高校で再度帰国し、バスケに明け暮れて、バンド(英語の発音がよくて声がデカイだけのボーカル)をやったり、麻雀を覚えたりする。2004年に早稲田大学大学院を修了し、単身ヨーロッパへ。ドイツ・ベルリンの設計事務所で職を得て、4年間働く。2008年に帰国し、光嶋裕介建築設計事務所を開設。2011年に処女作として、内田樹先生の道場兼自宅“凱風館”を神戸に完成させる。竣工後すぐに入門し、現在は合気道参段。2021年より、神戸大学特命准教授

青木真兵[アオキシンペイ]
思想家/社会福祉士/博士(文学)。1983年生まれ、埼玉県浦和(現さいたま)市にて育つ。中学・高校時代は米米CLUBとみうらじゅんに傾倒していた。大学では考古学を専攻し、大城道則先生の研究室と図書館を往復する日々を過ごしながら、長期休みには国内外の発掘調査に出かけていた。大学院進学を機に関西に越し、西洋史を専攻しつつ内田樹先生の大学院ゼミにも通っていた。専門は古代地中海史(フェニキア・カルタゴ)。2014年より実験的ネットラジオ『オムライスラヂオ』を週1本以上配信し続けている。現在は障害者の就労支援を主な仕事にしつつ、「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」キュレーターを名乗っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Y2K☮

30
京都にある灯光舎の本。内田樹の道場兼自宅を作った建築家と奈良で私設図書館を運営する思想家の往復書簡。ふたつの原理を対立させず、矛盾ごと受け入れる視点に禅を感じた。職場の棚で「多く大きく」と「少なく小さく」を並行させんとしているので背中を押してもらえた。電子書籍と紙の本もどちらかに決めなくていい。情報のみに本の価値を見出すか、手触りや外観まで含めるかは状況次第。お金について考える人が現実的とは限らぬし、コミュニケーションは言語を介するものだけではない。無自覚のうちに停止した思考の歯車へ油を差してくれる一冊。2024/04/16

チェアー

7
私にとって「つくる」こととは、自分で考えることだ。考えた上で、何らかの形で実践し、考えを修正したり、調整したりする。そうやって、自分を少しずつ組み立てていく事がつくることだ。目標も目的も期限もない。自分が生きている限りつくり続けている。今できているものは、かなりへんてこで、とても満足はしていないけれども。 2023/08/13

Riel

5
てづくりのアジールを読んで気になって。常盤平のbread and rosesさんで購入。p20のわからない、不安定な状態に耐える話、p102などに出てくる有限性の話が印象的。往復書簡いいなあ。考え方が似ていて読んでいて気分がいい。最近オムラヂ聴き始めた。でも気持ちよくなっているだけじゃなくて自分が何をつくれるか(つくらなくても何ができるか)考えないとなあとも思う本。p123の感覚私に似てて共感〜!懐かしい感覚が私もとても好き。2024/04/13

カエル子

5
内田樹先生を介して知り合った建築家と思想家が日々考えたり、感じたりしている小難しいこと笑をぶつけ合い、刺激し合う往復書簡集。Lagom(という言葉は使っていないけど)についてだったり、プロセスを楽しむことの価値だったり、手触り感のない電子書籍って嫌よねーってことだったりが語られていて、読むほうも同意したり、頭をひねったり、いろいろでした。紙が心地よかった。2024/04/07

3
青木さん主催の『オムライスラヂオ』(オムラヂ)をSpotifyで視聴していたらこの本を再読したくなり。Letter3(光嶋さんの章)の建築と地球のあいだの関係性の断絶への疑問のところと、Letter6(青木さんの章)でのお金の話をしていれば、「現実のことを考えている」と思っている大人たちに飽き飽きしていますの部分が印象的でした。光嶋さんは外側から社会を見つめていて、青木さんは内側から社会を見ているイメージです。2024/01/29

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