内容説明
国が初めて「女性暴力団員」と認定した女の“最強伝説”―そして恋愛、結婚、育児、更生への道。
目次
第1章 「悪魔の子」とよばれて
第2章 少年院に落ちるまで
第3章 ヤクザも恐れた最強伝説
第4章 女子刑務所ぶっちゃけ話
第5章 「女ヤクザ」というお仕事
第6章 アウトローだって恋したい
第7章 「母親」から「姐さん」へ
第8章 更生への道
著者等紹介
西村まこ[ニシムラマコ]
NPO法人「五仁會」広報部長兼岐阜支局長。1966年生まれ、愛知県育ち。中学校2年生で不良の道に入り、少年院収容2回。1度目の少年院収容前にヤクザ見習いとなり、2度目の収容では岐阜県で2番目の特別少年院送致となる。1986年、杉野組の盃を受けたあと、喧嘩で逮捕され、懲役1年、執行猶予3年の判決を受ける。1987年、覚せい剤取締法違反で逮捕され、懲役2年6月の実刑判決を受ける。笠松刑務所で「ヤクザの脱退届」を提出したことから、日本で初めて国に「女性暴力団員」として認定される。現在は元ヤクザの更正や社会貢献活動に力を注いでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ポルポ・ウィズ・バナナ
6
不良なりたての頃のイジメ、管理売春、シャブ販売の話が生々しすぎて、やっぱヤクザをやる人はだいぶ世界観が違うなと思った。だが、そこが良い。ハートウォーミングヤクザコメディみたいな作品ってちょいちょいあるけど、あんなのヤクザのシノギに協力してるようなもんやから規制したほうがよい。もしくは作家側がもっと意識すべき。その塩梅を知るには最良のテキストちゃうかな。2024/12/27
少年隊世代
4
深夜のドキュメンタリーで取り上げられ、著書も読んでみた。凡人には想像つかない壮絶な体験を書き綴る。それは、厳格な父のトラウマが云々という泣き落としでもないし、道を踏み外した若者に諭す生き方ノウハウでもない、勿論社会・世間の意識改革を訴えたものでもない。 「これが、西村まこという女性の壮絶な半生、これを読んで何を思うかは各読者の判断に任せる」という感じだ。 本文には「私のように生きたらあかん」などの説教もないし、「政治家はもっと、若者が悪い道に走らないよう支援すべき」などの訴えもない。2025/02/09
Ukyoaki
4
人生色々だが,激しい生き方.2024/04/29
クリフトン
2
凄まじい半生 でも 文章からはどこか他人事のような印象も受けた まだ 書かれていないこと 書けないことがあるような気もしました2024/11/30