出版社内容情報
「旅行ができないのも、マンションの頭金がないのも、
収入が低いせいだと思ってるんだね……」
新幹線の中で出会った謎の紳士から、人生を変える家計管理を学ぶ。
スラスラ読めて家計が整う「超実用的」物語!
ベストセラー『正しい家計管理』の著者・林總氏の力作「小説版 正しい家計管理」。
物語の始まりは、東京発新幹線のぞみ号の車内。麻衣子さんはマンション購入の頭金の援助を頼みに、下関の実家に向かうところだった。赤字家計で汲々と暮らす麻衣子さんは、偶然隣に座った紳士・石丸から家計管理のレクチャーを受けることになる。
財産目録の作り方、予算の立て方などの方法論はもちろん、家計管理の大事な目的をしっかり教え込まれた麻衣子さん。下関に着くころには、考え方ががらりと変わり、家族を幸せにする「家計管理法」をマスターしていた。
内容
・物語形式で読みやすい
・細かいことは、秘書のサンちゃん(犬)がマンガで教えてくれる
・家計管理のノウハウなのに、なぜかグッとくる言葉が満載
・読者も麻衣子さんといっしょに家計を整えることができる「4つの表」付き
出版社からのコメント
「家計簿は重要じゃない。見るべき数字は別にあるんだ」
「家計を黒字にするためには、収入は関係ない。上手に管理することだ。なかでも大切なのは、支出、つまりお金をどう使うかということなんだ」
「お金がかかる、という言葉をやめるんだ。どんなに必要経費であっても、お金をかける、という言葉に直してほしい」
上記は本書に登場する、謎の紳士・石丸氏の言葉です。この名言からわかるように、家計管理の「やり方」以上に、もっとずっと大切な「家計管理の哲学」を学べる本ができあがりました。
個人的に刺さったのが、
「いちばん高コストなのは時間なんだ」
「限られた1時間を自分がもっとも価値をおいているものに集中させられたかどうかで、幸福度が決まるんだ」
という言葉です。著者の林先生の専門は管理会計。管理会計の目的は1時間あたりの生産性を上げること。それを家計に当てはめると、「1時間あたりの家族の満足度を上げること」という解説にハッとします。
やみくもに節約や貯金に走るより、時間あたりの満足度を上げる。つまり、家族が幸せでいられる時間を増やすための家計管理である。これが本書の真髄です。
ベストセラー『正しい家計管理』の著者による本なので、テクニカルな「やり方」も充実しています。今回は、わかりやすくお伝えするために、石丸氏の秘書「犬のサンちゃん」の力を借りました(マンガで登場!)。
従来の家計管理に失敗してきた人、なんとなく将来が不安な人に、ぜひ読んでいただきたい1冊です。人生、本当に変わると思います!
(編集担当)
イラスト:清家正悟
デザイン:アルビレオ
内容説明
家計管理の目的は「1時間あたりの家族の幸福度」を上げること!「旅行ができないのも、マンションの頭金がないのも、収入が低いせいだと思っているんだね…」新幹線の中で出会った謎の紳士から、人生を変える家計管理を学ぶ。すらすら読めて家計が整う本。
目次
第1講 見るべき数字は別にあるんだ―財産目録を作る
第2講 君は何歳まで生きるつもりかね?―生涯収支を出す
第3講 君の夢を教えてほしい―価値観を予算に反映する
第4講 預金は義務なんだよ―ふたつのリスクに備える
第5講 いちばん高コストなのは時間なんだ―時間、モノ、空間の無駄を意識する
第6講 そろそろ作業を始めよう―4つの表を作る
第7講 きっぱりやめようじゃないか―管理不能支出にメスを入れる
第8講 努力は必要ない。仕組みを作るだけ―予算を守れる管理法
著者等紹介
林總[ハヤシアツム]
公認会計士、税理士、LEC会計大学院客員教授、元明治大学会計職大学院特任教授(いずれも管理会計)。監査法人勤務を経て独立。現在は、企業の経営相談、講演、執筆活動を行っている。家計も会社経営も目的は同じで、「お金」はそれに振り回されるのではなく、「満足度の高い人生」を送るために上手に使うべきだと説く。目からうろこのアドバイスが好評(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。