目次
第1部 文学が生まれる場所(音更村の生産関係に分け入る―久保栄「火山灰地」論;深層/表層の郷土と善悪の基準―太宰治『津軽』論;彼の“そば”に内在する“喜び”―金達寿「番地のない部落」論;閉ざされた集落に見る演戯と始原―津島佑子『生き物の集まる家』論;アジアをめぐる“再話”の可能性―津島佑子『笑いオオカミ』論;台湾の地に見る生と死の円舞―津島裕子『あまりに野蛮な』論;ドイツの仕立て屋を媒介する語り―村上春樹「レーダーホーセン」論)
第2部 鳥取の地から(杉原一司の短歌・歌論を読む―同人誌を足場とした創作方法の模索と実践;杉原一司の書簡と関連作品を読む―モノと他者をめぐる“抒情性”への屈託;岡本愛彦のラジオドラマを読む―尊ばれた生命を生きることの背理;小谷治子のラジオドラマを読む―故郷と異郷の間で引き裂かれつつ書くこと;徳永進のエッセイを読む―医療者が患者について語ることの意義;松本薫の純文学作品を読む―家の内部と社会をつなぐ創造力の在処)
著者等紹介
岡村知子[オカムラトモコ]
1981年、山口県生まれ。大阪府立大学大学院人間社会学研究科博士後期課程修了。博士(言語文化学)。日本近代文学専攻。2015年より、鳥取大学地域学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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