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本屋のカガヤの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くるり
9
これまでもアイドルについて書かれた本や論文を読んできたけれど、一番質がいいものなんじゃないかな。私は数人アイドルを推したことがあるし、今現在も推している方がいるけれどそれは全て男性アイドル。数ヶ月前にその推しも結婚して、それを受け入れることが出来なかった自分に幻滅した。そこからアイドルとオタク、自分の推し方について考えるようになったけれど未だに答えは見つからない。アイドル側の恋愛禁止ルールについての意見は興味深かった。幸せでいて欲しいって気持ちは本当なんだけれど、それがアイドルでいる事であって欲しいなって2024/05/25
二人娘の父
9
「アイドル」の在り方は時代や国によっても違いがありつつ、それぞれが影響を与えたり、受けたりしながら変化していく様が分かる。なかでも多くの方が触れている韓国のアイドルの存在は大きな課題があるように思う。日本でもまた規模や内容は違ってもアイドルへの接し方に課題はある。問題は人間としての尊厳をアイドルと言われる、あるいは自称する人たちに、しっかりと持てるかどうかなのだろう。私にとってのアイドルである、真島昌利についても考えることがあった。2023/02/08
abe623
2
私もアイドル好き。ハロプロ好きなのであやちょも好き。時々この本を読むことで冷静と情熱のバランスを保てる気がする2024/07/28
keepfine
1
オープンレターに関わる記録は、差別的言動を容認する学術や言論界の状況という問題の本質を突いている。 氏の鍵垢でのツイートは、単なる独り言としてではなく、戯画化された主張を特定個人と結びつける手法としてパターン化されている。中傷や差別的発言を「お決まりの遊び」として仲間内で楽しむ文化が存在しており、氏の発言もそうしたコミュニケーション様式の影響を受けていたのではないか。そこでは差別をめぐる問題提起や議論が容易にからかいの対象となり、場合によっては特定の女性個人に対し攻撃まで行われる。2023/11/05
Wassssup_mymen
1
初めて読んだフェミニズム学術誌。表象、偶像としてのアイドルの労働をフェミニズム論点から論じられてて興味深かった。ネットのように一緒くたでフェミニズムを論じる愚かさを知れる教養本。2023/04/02