感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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7
2019年4月に始まり毎月11日に開催されたフラワーデモは47都道府県すべての地域に広がっていった。ここには各地でデモを主催した方の寄稿が掲載されている。最初は「この地域でもやらないのかな…」ともどかしく思っていたと、自分が主催をするとは思っていなかったと口を揃えるように語られている。それでも立ち上がった偉大な人たちの記録。 私は東京のフラワーデモに参加したが、地元でも少ない人数だけれどフラワーデモが行われている、と聞いた時とても嬉しかったのを覚えている。2020/05/02
てくてく
6
性犯罪に対する無罪判決に対する「おかしい」「被害を受けたこと、受けていることを黙っているのはもう嫌だ」と思った人たちによって2019年4月に始まったフラワーデモは、各地域の担い手によって全国規模に広まった。その活動を参加者などからの寄書によって記録した一冊。現在進行形の刑法改正や、性犯罪裁判に影響を与えた活動の概要を知っておきたくて購読した。2022/02/26
Yoshiko
2
薄いブックレットですが、ようやく最後まで読みました。開始からほぼ4年がたち、今も各地でつづくフラワーデモ。参加した人、しようとしてできなかった人の多くの声が詰まっています。「日本では#MeTooが起きなかった」と言われることもありますが、諸外国のように何万人もの人がデモをしたり、有名人が刑罰を受けたりしなくても、これは日本の#MeTooだと思います。安全に自分を語れる場所の重要性が、はっきりと社会に認識されたと感じます。変わらなければいけないのは被害者ではなく、社会です。2023/03/25
瀬希瑞 世季子
1
小川たまかのエッセイが心に重く突き刺さる。2022/06/10