内容説明
“ガリラヤ”を抜きにしてはイエスもキリスト教もない!イエスが生まれ育ち、民と共に暮らし、「神の国運動」の場となった「ガリラヤ」、その地に焦点を当てて聖書を捉え直す渾身の「キリスト教解体新書」。“歴史のイエス”と“信仰のキリスト”との間にある乖離を明示してキリスト教最大の問題を乗り越え、イエスの生き方の核心を示す人の「いのちの尊厳と人権の回復」に肉薄する。
目次
序章 イエスの生き方の核心は?
第1章 「イエス」探求の前提
第2章 「ガリラヤ」という歴史的な場
第3章 ガリラヤ農民イエス
第4章 旅に出るイエス―怒りと希望
第5章 晒し柱―犠牲のシステム
第6章 宗教のジレンマとその克服
終章 弱さを絆に
著者等紹介
山口雅弘[ヤマグチマサヒロ]
1948年、札幌生まれ。日本聖書神学校、エピスコパル神学校(神学修士)、ハーバード大学神学校などで学ぶ。日本キリスト教団札幌教会(副牧師)、岩見沢教会、粟山教会(兼務)、まぶね教会、大泉教会、稲城教会を牧会。日本聖書神学校で新約聖書学講師(2000‐2014年)。現在、日本キリスト教団引退教師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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