内容説明
二〇二一年大晦日、物語はふたたび始まった。宮城は石巻から福島“第一原発”周辺を南下して―いわき湯本まで。社会の“心のざわめき”を…「謎めいた他者」の眼差しを…映すロードムービー。
目次
プロローグ クマちゃんが教えてくれたこと
夢のはじまる 序幕 それは誰の声か―太陽を盗んだ男
第1幕 石巻 傾聴論―翻訳不可能性
第2幕 南相馬 死者論―謎めいた他者
すこし長めの 幕間 秘密の小部屋―謎めいた他者の眼差のもとで
第3幕 双葉郡 戦後民主主義の行方―メドゥーサの瞳
第4幕 いわき湯本 コトドワタシ論―想いを形にして伝える
終わりのない 終幕 生者の国で言葉を紡ぐ―どこにもいないあなたへ
エピローグ 見えないものを語るために
著者等紹介
磯前順一[イソマエジュンイチ]
1961年、水戸市に生まれる。「見えないものを語ろう」とする癖が高じて宗教学者に。東京大学大学院人文科学研究科宗教学専攻博士課程中退。博士(文学)。海外の大学の客員教授や客員研究員を歴任。2024年現在、国際日本文化研究センター(京都)教授。磯前プロジェクト室主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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