内容説明
本づくりとはその感性のふるえを肯定し、そして、手渡すこと。読むものの心にうたが生まれるとき、本は音楽になる―出版と編集の美学をめぐる珠玉の13篇。400冊以上の音楽書籍をつくりながら考えた音楽と本、ことばと社会、仕事と哲学の関係。
目次
序奏 上製本と文庫のどちらが偉い?
ものをつくるということ(本棚と本棚のあいだ;農夫と一冊の本;日本語はカッコわるい?;名前の共同体;音楽は肯定する)
間奏 Music matters.
語られざる言葉に耳をすます(会議は長いほうがいい;音楽のリハビリテーション;好みと価値判断;作品の偶然と出会いの必然と;ベートーヴェンと「意志の音楽」)
終奏 音楽は墓である
著者等紹介
木村元[キムラゲン]
書籍編集者。株式会社アルテスパブリッシング代表。1964年、京都生まれ。上智大学文学部哲学科卒業。1988‐2007年、株式会社音楽之友社で音楽書籍の企画・編集に従事。2007年、独立して株式会社アルテスパブリッシングを創業、代表取締役に就任。桜美林大学リベラルアーツ学群非常勤講師、国立音楽大学評議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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