内容説明
“菊地成孔2冊目の映画本”は日中韓映画批評。濱口竜介監督の『ハッピーアワー』をはじめ、『ラ・ラ・ランド』『ケンとカズ』『君の名は。』『シン・ゴジラ』等々の批評集が再発。
目次
第1章 欧米休憩タイム アルファヴェットを使わない国々の映画批評(カンヌ国際映画祭監督賞受賞作『黒衣の刺客』の“アンチポップ”な魅力;『ロマンス』に見た、エンタメと作家性の狭間―意外なエンディングが示すものとは?;日本のノワール映画は“エグいジャパンクール”『木屋町DARUMA』 ほか)
第2章 TSUTAYAをやっつけろ(大人は判ってくれない フランス映画『死刑台のエレベーター』と日本映画『死刑台のエレベーター』;下方倍音列的な名翻案『ディーバ』から12年後の『FRIED DRAGON FISH』から更に16年後の日本とフランス;アメリカは反復する(似た顔の天使の下に)『イヴの総て』と『エージェント・ゾーハン』 ほか)
第3章 (『ひと夏のファンタジア』『今は正しくあの時は間違い』ハン・トンヒョン×菊地成孔対談;ホン・サンス「次の朝は他人」/同一性障害という美;都市の同一性障害第1回「新宿とパリ」 ほか)
著者等紹介
菊地成孔[キクチナルヨシ]
1963年生まれ。1985年にサックス奏者としてプロデビュー。ジャズ・ミュージシャンを軸足として、映像作品の音楽監督、大学の講師など多岐にわたって活動。同時に文筆家、コラムニスト、批評家など、言論界でも活躍する多作家。TBSラジオ番組に『菊地成孔の粋な夜電波』がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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