内容説明
「当委員会」の「当」、「本法律案」の「本」、「某大学」の「某」―連体詞型字音接頭辞を中心に、その意味用法や造語機能、類似する意味表現との違いなど、全容を体系的・包括的研究によって明らかにする。
目次
序章 はじめに
第1部 現代日本語の字音接辞とその研究に関する概要(字音接辞の規定(内包的定義)
字音接辞の分類(外延的定義)
字音接辞の造語機能)
第2部 連体詞型字音接頭辞の記述(連体詞型字音接頭辞について;「本法律案」の「本」、「当委員会」の「当」―直示と照応の両用法を持つ連体詞型字音接頭辞―;「同病院」「同事務所」の「同」―照応用法を持つ連体詞型字音接頭辞―;「某大学」「某メーカー」の「某」―不定機能を持つ連体詞型字音接頭辞―;「全国民」の「全」、「総人口」の「総」―「すべて」を表す連体詞型字音接頭辞―;「両手」「両チーム」の「両」―「二つの」を表す連体詞型字音接頭辞―;「各地域」の「各」、「毎日曜日」の「毎」―「それぞれ」を表す連体詞型字音接頭辞― ほか)
終章 字音接辞のカテゴリー記述と今後の課題
著者等紹介
張明[チョウメイ]
中国山東省出身。1989(平成元)年8月生。慶應義塾大学大学院文学研究科国文学専攻日本語教育学分野修士課程修了・学習院大学大学院人文科学研究科日本語日本文学専攻博士後期課程修了。博士(日本語日本文学)。早稲田文化館日本語科専任講師、国立国語研究所プロジェクト非常勤研究員、学習院大学・文京学院大学非常勤講師を経て、現在は川村学園女子大学文学部日本文化学科講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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