内容説明
神世から明治の終り頃まで同じ思想を内包して持続してきた和歌=線、都はもとより地方にも、つまり全国の隅々にまで浸透した和歌=面、ある時代の、ある地域の、ある歌人を研究するという、従来の和歌研究によくある点的スタイルを克服し、線と面を絡ませて多角的に追究。和歌本来の姿に迫る一冊!
目次
歌合と洲浜
判者の資格
歌声
歌論
歌合
判詞
源俊頼の判詞
藤原俊成の判詞
「ふるまふ」歌
歌合の歌〔ほか〕
著者等紹介
錦仁[ニシキヒトシ]
昭和22年(1947)、山形県生まれ。東北大学文学部文学研究科博士課程中途退学。聖和学園短期大学助教授、秋田大学教育学部教授を経て、1996年、新潟大学人文学部教授、同現代社会文化研究科教授。2013年、名誉教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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