内容説明
俊成以後、中世から近世へ“動態”としての新しい和歌史を捕捉することを目指した最前線の研究。28名による書き下ろし。
目次
『小侍従集』と「実定百首」
二条天皇と管絃者―『言葉集』310・311番歌私解
『宝物集』の証歌―「心ある人」の位相
中世歌物語というジャンルについて―平安末期から鎌倉中期の動向
俊成の時代の『伊勢物語』―歌枕「長岡」の誕生
伝藤原為家筆『治承三十六人歌合』断簡
『千載和歌集』の成立過程―「うちぎき」から勅撰集へ
藤原俊成の判詞について―「まに」をめぐって
後鳥羽院歌壇の歌合と俊成判詞―社頭歌合判詞への視線
『五社百首』についての覚書―歌道家成立の観点から〔ほか〕
著者等紹介
浅田徹[アサダトオル]
1962年、山口県生まれ。お茶の水女子大学教授。和歌文学・和歌史専攻
小川剛生[オガワタケオ]
1971年、東京都生まれ。慶應義塾大学文学部教授。中世文学・和歌文学専攻
兼築信行[カネチクノブユキ]
1956年、島根県生まれ。早稲田大学文学学術院教授。日本中古・中世文学、和歌文学専攻
神作研一[カンサクケンイチ]
1965年、東京都生まれ。国文学研究資料館教授(副館長)・総合研究大学院大学教授(併任)。日本近世文学専攻
田渕句美子[タブチクミコ]
1957年、東京都生まれ。早稲田大学教授。日本中世文学・和歌文学・女房文学専攻
堀川貴司[ホリカワタカシ]
1962年、大阪府生まれ。慶応義塾大学附属研究所斯道文庫教授。日本漢文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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