内容説明
本書は大型漁船通信士として世界を巡った著者の貴重な航海日誌である。「板子一枚下は地獄」を生き抜く漁師たち。久方ぶりに停泊した夜の港町はつかの間の情話で盛り上がる―。高度経済成長期を駆け抜けた昭和のノスタルジーを満喫できる一書である。
目次
突ん棒船に乗る
千島中部サケマス流し網漁業
オホーツックの鮭マスに挑む
マグロ延縄
時化は極楽冬の海
アリューシャン小唄
明日は我が身の遭難騒動
弱い者いじめの病就く
ベーリング海・掛け回し漁法
イカ釣り・ニュージーランドに遠征
南米フォークランド海域大勝負
ブラジル、パナマ、そしてハワイ