神(イマーナ)の影―ルワンダへの旅―記憶・証言・物語

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神(イマーナ)の影―ルワンダへの旅―記憶・証言・物語

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  • サイズ B6判/ページ数 214p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784909819062
  • NDC分類 316.845
  • Cコード C0097

内容説明

「ルワンダの悲劇」から25年。この間も人類は殺戮をやめようとしない。著者は旅で出会った真実を書き記し、人びとの記憶から人間模様を描き出した。

目次

初めてのルワンダ
死者たちの怒り
彼の声
アナスターズとアナスタジー
そのとき、そこにいなかった人々
ルワンダ再訪

著者等紹介

タジョ,ヴェロニク[タジョ,ヴェロニク] [Tadjo,V´eronique]
コートジヴォワール人の父とフランス人の母のあいだに1955年パリに生まれ、父の国の経済首都アビジャンで育つ。詩人、小説家、児童文学作家。現在は拠点をロンドンとアビジャンに置く。パリのソルボンヌ大学でアメリカ黒人文化を研究し、博士論文を提出。1983年に詩集Lat´erite(ライライト)が文化技術協力機構文学賞を受け、以降作家として活動する。その間、コートジヴォワールのアビジャン大学などで教鞭をとり、2007~2015年には南アフリカ共和国のヴィットヴァターズランド大学でフランス語部門の責任者を務めた。児童文学作家としては自ら挿絵を描くこともあり、マリやベナン、チャド、ルワンダなどで絵本制作のワークショップを開催し、アフリカ児童文学の発展に貢献した

村田はるせ[ムラタハルセ]
東京外国語大学地域文化研究科博士後期課程修了(博士(学術))。アフリカ文学研究者。研究対象はサハラ以南アフリカのフランス語を公用語とする国々の文学。西アフリカで出版された絵本の紹介と展示も全国で展開している。アフリカについて学ぶ「クスクス読書会」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ケイ

129
ルワンダで怒った出来事で、彼女が見聞きし、感じたこと。作者はコートジボワール人。ツチ族は支配階級で少数、背が高い。フツ族は背が低くて、多数民族で被支配階級だった。混乱状態になった時、そこで起こる混乱。子供を殺し、死刑を望む神父の話と、自らをツチ族ともフツ族とも名乗らない女性が心に残る2020/01/27

テツ

21
ルワンダ紛争で起きたジェノサイド。人種国籍信仰教養。そうしたモノとは全く関係なく全ての人間は簡単に狂気に陥り、平気で他者を惨殺してしまえる存在だということを(勿論ぼく自身も含めて)きちんと自覚して、そうならないように自戒して生きていくことだけが、そうした集団の狂気の中で生命を奪われていった方々への鎮魂になるのかなと思う。こうした本を読んだときに決して他人事だとはしないこと。突きつけられた本当の自身の姿だということに恐怖すること。人間は取り返しのつかないことをやらかす。人間であるぼく自身も。2020/05/02

K.C.

4
ルワンダで起きたジェノサイドについて書かれたもの。フランス文学的なテイストの文章は、読みにくい部分もあるが、ジェノサイドの描写には、そういったフィルターがあった方がいいのかも。著者も訳者も触れているが、この本で描かれているのは、全ての人にかかわりがあること。今の日本でもハッとさせられる場面がある。2020/03/08

山根佑斗

1
ドキュメントだと勝手に思っていたが、小説。かなり詩的な表現も多い。ルワンダを覆ったカオスとしっかり向き合っている。被害ー加害という二項対立ではなく、その脱構築(と言っていいのかどうか)。しかし、ところどころ、これはルワンダ人のことばではなくて、タジョの言葉なのではないか、と違和感。あまり文体には馴染めなかったのもあり、少し消化不良。だが、胸を刺すような内容。 ルワンダの情報を仕入れてから読むといいかもしれない。証言集に目を通して、再読したい2021/01/23

mAr

1
同じ作者・翻訳者の絵本『アヤンダ』がよかったと言ったら本屋さんが推薦してくれた。「ルワンダの悲劇」もルワンダについても何も知らなかったが、短い日記かメモのような、そしてミステリアスな本文に「えっ?なになに?どういうこと?」ぐいぐい引き込まれた。静かな文章で描く、ルワンダ、ジェノサイド、ツチ族・フツ族、怒りと未来と若者。非常に重い話なのにさらりとした文体で、それを知らない私たちに静かに且つ衝撃的にメッセージを伝えてくれるすごく意味のある素敵な一冊。翻訳者による表紙の写真と、黄色い背表紙と帯も本として美しい。2020/03/14

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