内容説明
近代科学とテクノロジーの「知」的産物、広告手段=メディア/身体=人間。「マシーン」「アート」「視覚メディア」「他者」を鍵概念にロシア、アメリカ、ドイツ、日本、カリブ諸島と広範囲にわたって、戦間期モダニズムにおける身体とメディアの境界を多角的に論じる!
目次
序章 身体とメディア―戦間期モダニズムのメディア分析へ向けて
第1部 マシーン・ボディ―モダンな身体の政治学(一九二〇年代ソ連における人間の機械化と反射の理論;メカニック・ボディ―帝国アメリカの「身体」とモードファッション ほか)
第2部 モダン・アートの「美」的身体(古典から創出される前衛身体芸術―舞踏家イサドラ・ダンカンとモダン・ダンス;砂漠の肌、空景の眼―画家ジョージア・オキーフの身体 ほか)
第3部 フレームド・ボディ―表象される身体(「ナイスな」身体のカタログ広告―『グレート・ギャツビー』;第一次世界大戦とパンデミックの分水嶺―革新性、アポリネール、「昔のパリ」 ほか)
第4部 身体とその他者(ハーレム・ルネサンスの芸術家たちとサザン・ルネサンスの小説家たち―黒人男性の身体表象をめぐって;ハイブリッド・ヒロインによる日本女性近代サーガ―戦間期アメリカ映画『マダム バタフライ』と『東京スパイ大作戦』 ほか)
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