感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
155
フランスのディディエ・レヴィ、イタリアのロレンツォ・サンジョ、共同制作の絵本。ロックンロール好きにはたまらない一冊。ノリのいいメンバーを集める方法は当然、チラシを貼って募集すること。でも森の中ではなかなか集まらない。そんな時に現れたギターのテクニシャン。一緒にセッションして、うまくいったらハイタッチして、森のみんなも大盛り上がりだよ。一瞬、ドキッとした場面はあったけど、結成したバンド名も面白いし、こんなに爽快な絵本があるんだな。このコンビの作品は素敵ですね。前作「すごいぜほんのちからって」も読んでみます。2025/05/05
anne@灯れ松明の火
19
新着棚で。何だか、既視感があるなあと思ったら、「すごいぜ ほんの ちからって 」のシリーズらしい。音楽が好きなオオカミのロベールは仲間を募集するけれど、応募がない。やっとやって来たのが、ウサギのマックス! 最高のパートナーになるけれど、時々、マックスを見ているとお腹が鳴る(笑) それを抑えるのも音楽の力! 鉄砲を構えるブタたちにドキドキしながら、平和な森をつくる動物たちには拍手を贈ろう! 前作は本の素晴らしさ、今作は音楽の素晴らしさを訴える。ロレンツォ・サンジョさんの絵も楽しい! 訳は、はしづめちよこさん2025/06/18
たくさん
4
ロックバンドの仲たがいの原因は女性関係であったり価値観の違いだったり上下関係だったりするのかな。ローベルとマックスそんな心配もなんのその。音楽の魅力を二人で周囲に伝えていく。なんとも二人の顔や周囲の風景も楽しい嬉しいばかりが楽しめる本になっています。あいつらのあの生き生きとした顔は、うたのちからなんだぜ!っていう気配が、この一冊を通してずっと感じられて、そうだ俺たちもやれるかもって思ってほしいです。#NetGalleyJP 2025/06/28
遠い日
4
何かを信じて行動することのすばらしさを、オオカミのロベールとウサギのマックスはわたしたちに見せてくれました。歌の力を信じて疑わないまっすぐな気持ちがかっこいい。 大好きな歌でまわりのみんなに音楽のすばらしさを存分に伝えていったふたり。時には危機一髪の瞬間もあった。理解の及ばない者たちへもロベールとマックスは静かに影響を与えていったのです。森はやがて平和な場所となり、音楽によってみんながハッピーになれました。『すごいぜ ほんの ちからって!』の続編だけあって、好きなものに邁進する心地よさが最高です。2025/05/30
-
- 和書
- ウォッチメイカー