内容説明
クリスマスイブのよるにまくらもとにいたサンタは、パパとおんなじめがねをかけていた…。パパとサンタのなぞをおって、ボクがみつけた「しんじつ」とは!?小さな男の子が気づいた、サンタクロースとパパの秘密を描く、おしゃれな銅版画絵本。ヨーロッパでも活躍する神山ますみの魅力にあふれた一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
135
ボクは知っている。知ってしまったんだ。お父さんは。この絵本を子どもたちに見せていいのだろうか、そんな展開で悩みながら頁を捲っていくと、いい意味で期待を裏切られた。クリスマス・イブの夜に見る夢の真実を知ってしまったはずの少年、その夢は覚めていなかったという素敵な絵本。独特のやわらかい絵を描く、銅版画作家の神山ますみさん。このお話は実体験だろうか。少し油断しすぎなお父さんと、しっかりしすぎているほどの推理力のボク。きっとたくさんのプレゼントをこっそりと袋に詰めて、今宵はトナカイとともに長い夜を過ごすのだろう。2024/12/08
anne@灯れ松明の火
26
読友さんご紹介。遠い方の新着棚で。……と書き始めたら、最初の登録者。あれ?と思ったら、kindleだよ。絵本まで、kindleが出てきてしまうとは……。慌てて、こちらを探して、登録し直した。神山さん初読み。銅版画のシックな絵本。クリスマスプレゼントを持ってきてくれたサンタさんが、パパに似てる? もしかして? オチがとっても素敵なクリスマス絵本。安心して、お子さんにもどうぞ♪2020/11/22
ヒラP@ehon.gohon
19
サンタクロースの正体を知ってしまった少年のお話ですが、面白い展開が素敵です。 あまり突っ込みを入れると夢が消えてしまいそうですが、ロマンチックな絵本です。 サンタクロースの子どもは、将来立派なサンタクロースを受け継ぐに違いありません。2024/06/02
ふじ
15
そうきたかー!サンタをよく観察している男の子の絵本。大人としてはドキドキしながら読んだけれども、この結末とっても好きです。おすすめ。#NetGalleyJP2024/11/04
もちこ
15
クリスマスが近くなると、サンタさんの存在を信じている子どもがいる身としては、この手の話題にはドキドキしてしまう。 本だけでなく、テレビやラジオ、街中の会話などから思わぬところでサンタの正体が晒されてしまい、ドキッとしながら子どもの反応を気にしてしまう。 でも、この絵本の結末にホッとした。 子どもの疑いの気持ちに共感しながらも、夢のある気づきを提示してくれる。 絵も柔らかいタッチで癒された。2024/10/21