内容説明
ニューヨーク公共図書館のライオン、しっかりもののフォーティテュードと好奇心たっぷりのペイシェンスは、毎日入り口の前で図書館を訪れる人を待っています。ところがある日、ペイシェンスがいなくなってしまったのです。夜が明ける前までに自分の「もちば」に戻っていないとたいへんなことになります。そこでフォーティテュードはペイシェンスを探しに大きな図書館の中へ入っていきます。世界でもっとも有名な、美しい図書館のひとつニューヨーク公共図書館を舞台にした2頭のライオンのお話。
著者等紹介
ルイス,スティーヴィ[ルイス,スティーヴィ] [Lewis,Stevie]
4年間アニメーションの仕事をした後、絵本を描き、旅が題材となった芸術作品を作っている
金柿秀幸[カナガキヒデユキ]
絵本情報サイト「絵本ナビ」の代表。また父親による絵本読み聞かせユニット「パパ’s絵本プロジェクト」のメンバー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
269
ニューヨーク名所の公共図書館入り口に鎮座する2頭のライオン、ペイシェンスとフォーティチュードのお話。文はジョシュ・ファンク、絵はスティーヴィ・ルイス。もうすぐ朝なのに図書館探検に出かけたまま帰ってこないペイシェンスを相棒のフォーティチュードが探しに行くというお話。絵と相まって、あの広いニューヨーク公共図書館の一部を案内するといった趣向。さすがに壮麗な図書館で、まるで美術館である。絵は、ディズニーのアニメのような立体感と光の処理の仕方だなあと思いながら読み進めていたが、巻末の紹介文を見ると、ルイスは⇒2024/08/11
starbro
180
図書館の新刊コーナーで見つけて読みました。NY公共図書館のシンボル、2体のライオン像を主人公にしたファンタジー絵本です。NYに三越のようなライオン像が実在していると思いませんでした🦁&🦁 https://www.mashupreporter.com/nypl-lions-restoration/ https://www.mitsukoshi.mistore.jp/nihombashi/column_list_all/nihombashi_history/list02.html2020/01/05
シナモン
129
図書館本。ニューヨーク公共図書館の入り口で図書館を守る2頭のライオン像、フォーティテュードとペイシェンスのお話。ある夜、ペイシェンスがいなくなり、フォーティテュードは図書館の中を探し回ります。ペイシェンスが図書館に入った目的は…。2頭の友情に心温まる一冊。ライオンの表情もどこか可愛らしく印象に残ります。ニューヨーク公共図書館、本がいっぱい素敵なところだな。2019/11/17
ぶんこ
52
続編を先に読んでしまいましたが問題なし。フォーティテュードが気づくと、隣のペイシェンスがいません。図書館中を探し歩くのですが、その図書館が広大。たか〜い天井!絵が素敵で、一緒に図書館中を探検したつもりになれます。いいなぁ。今までニューヨークに行きたいとはそんなに思っていなかったのですが、この図書館目当てに行きたくなりました。できたらナイトツアー。2頭のライオンが図書館を守ってくれているって素敵。2023/12/03
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
51
ニューヨーク公共図書館の入り口の2頭のライオン像「ペイシェンス」と「フォーティテュード」のお話。夜いなくなった相棒を探しに図書館内に入っていくお話。映画「ナイト・ミュージアム」を思い出した。こんな広く素敵な図書館で一日寛ぎたいな。2021/06/25