内容説明
山野ハヤテは、ドラゴンなどの空想生命体と触れ合える近未来のテーマパークのガイドだった。しかし、カルト集団の襲撃でハヤテの現実は大きく変わり、テーマパークの秘密や隠された真実が次々と暴かれていく。自身の存在理由に気づいたハヤテは、自ら現代文明の崩壊を望んでしまう。文明の崩壊がいよいよ宇宙から大地へ波状していくなか、恋仲のドラゴン・ヴィーネにハヤテは荒々しく正され、自ら作り上げた障壁を乗り越えた。そう思った矢先に最大級の凶事が起こる。ハヤテとヴィーネは、人類の未来を左右する究極の決断を、それぞれが迫られる事態に陥る。更に、未来へ進む文明の大転換期が訪れ、ハヤテは希望と絶望の境界線上で、異界の生命とも対峙することになるのだが…。