感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りー
24
ダヴィンチの思考がどんな点で革新的であったのかを、草稿から読み解く内容だが、私の読みたいものとは残念ながら違った。べつに著者の価値付けや解釈が読みたいわけではないので。塩野七海さん、書いてくれないかしら…ダヴィンチ。2022/11/27
takao
4
☆著者はダヴィンチの思考法に関心がある。ダ・ヴィンチは新たな手稿を書くとき、過去の手稿を参照していたのだろうか？気になるな。2022/08/11
とろりんとう
2
ダ・ヴィンチは芸術、科学など様々な分野で突出した才能を発揮した人物であり、その思考方法（ダ・ヴィンチ・システム）が書かれている。ダ・ヴィンチは頭脳明晰というより、自然事象を徹底的に観察し、その動きの意味を考え、そしてデッサン及び断片的な言葉で記述する能力が長けていた。つまり、科学的な探求が図解付きで述べ、視点を二重化している。近代科学がダ・ヴィンチ的科学といくつも重なるため、偉大さが増す。個人的には優れた観察眼と、その動きを裏付ける論理的な空想力の融合がダ・ヴィンチの才能だと思った。2023/04/15
Go Extreme
2
見果てぬ構想─ダ・ヴィンチ・システム： 同時代的な問いのウイング 思考・作業・経験 ダ・ヴィンチの注意能力は何に向かったか エクササイズとしての経験─探求の方法論的な原理 生成するダ・ヴィンチ─主要草稿（1475～1519年）： 『トリヴルツィオ手稿』 『パリ手稿Ｂ』 『パリ手稿』 『マドリッド手稿Ｉ』 『鳥の飛翔に関する手稿 『パリ手稿Ｆ』 『ウィンザー手稿』 『水の研究 『解剖手稿Ａ 『絵画の書』 ダ・ヴィンチ的科学─人類史の不連続点： ダ・ヴィンチ的科学の特質 近代科学の前線 デュアル・リサーチへ2022/05/23
ks3265
0
私の前に13人も読んだ人がいることに敬服。ダ・ヴィンチの広大な素描から自然科学の技法を読み解き、ダ・ヴィンチにとっての科学を論じている。しっかりとした学術書である。只のファンからすると難しい内容ですが、初心者向きに柔らかい言葉で解説している。ダ・ヴィンチにとってのデッサンはただ目の前のものを書いているのではなくて、科学として読み解くために、ある人は関数を使って解析するのを、描くという行為で多方面から研究している。それがデュアルリサーチと表現されている。ウィトルウィウス的人体図もそうやって見ると科学的です2022/08/17
