内容説明
芸術と科学の知られざる共通の根を「Phantasie(想像力)」と捉え、その奔放な創造性の秘密に、「啓蒙主義的理性の底」を踏み抜いて迫ったゲーテ自然学の構想を、色彩論を柱に読みとく!
目次
1 ゲーテの自然学と色彩論(自然とその反動;色彩の四つの領域;原現象)
2 カント認識論の反映におけるゲーテ自然学の方法論(カントの「アプリオリな総合判断」とゲーテのアプリオリ;直観的悟性;想像力:自然のように産出的)
著者等紹介
畑一成[ハタカズナリ]
1982年、兵庫県・淡路島生まれ。東洋大学文学部哲学科卒業。その後、カイザースラウテルン工科大学(ドイツ)でDoktor der Philosophie(博士号)を取得。現在、武蔵野美術大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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