内容説明
なぜ京都は都になったのか。なぜ1000年もの間都だったのか。地球科学で読み解く京都。地質の成り立ち・自然災害・資源―地球科学者による京都の新しい見方。東京・大阪など三角州上の大都市集中にも警鐘を鳴らす。
目次
第1章 地球科学から見た平安京の系譜(都とは;近畿の自然とその系譜;京都の自然(山紫水明))
第2章 災害が京都にもたらしたもの(京都を襲った地震;京都を襲った地震以外の災害;災害の恵み)
第3章 京都の文化を支えた資源(資源と技術;水資源;森林資源;生物資源;陶土資源;岩石・土砂資源)
第4章 対談 地球科学から見た京都
終章 京都と東京の比較―扇状地か三角州か
著者等紹介
藤岡換太郎[フジオカカンタロウ]
1946年京都市生まれ。東京大学理学系大学院修士課程修了。東京大学理学系大学院博士課程中退。理学博士。東京大学海洋研究所助手、海洋科学技術センター研究主幹。GODI研究部長、海洋研究開発機構上席研究員をへて、2012年退職。現在静岡大学客員教授
原田憲一[ハラダケンイチ]
1946年山梨県生まれ。京都大学大学院博士課程修了(理学博士号取得)。独キール大学研究員、米国ワシントン州立大学客員講師を経て山形大学理学部助教授。同教授を経て京都造形芸術大学(現京都芸術大学)教授。至誠館大学学長。2017年退職後、(株)シードバンク顧問。前比較文明学会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。