デンマーク発 ジェンダー・ステレオタイプから自由になる子育て - 多様性と平等を育む10の提案

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デンマーク発 ジェンダー・ステレオタイプから自由になる子育て - 多様性と平等を育む10の提案

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  • サイズ 46判/ページ数 208p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784909753137
  • NDC分類 372.389
  • Cコード C0036

出版社内容情報

「女の子だから、お手伝いして」「男の子なんだから、すぐに泣かないの」……。「男も女も関係ない」とふだんは思っていたりするのに、ついうっかり、こんな言葉を子どもに言ってしまった。そんな経験はありませんか?



本書は、子どもにかかわる大人が、自らのなかにあるジェンダー・ステレオタイプ、すなわち、性別にかんする固定観念や先入観に気づき、それを無意識に次世代に引き継いでしまわないために、子どもとどのように向き合っていけばよいかを10の提案にしてまとめたものです。



著者のセシリエさんは、デンマークで20年以上、ジェンダー平等の啓発に取り組み、研修や教材作りにたずさわってきました。デンマークといえば、民主的で幸福度の高い国として知られていますが、じつはジェンダーギャップ指数は29位。北欧5カ国のなかでは最下位です。120位の日本と比べれば、はるかに上位ですが、ジェンダー・ステレオタイプが根強く残っている社会なのだとセシリエさんはいいます。



たとえば、デンマークの学校には「男の子会議」「女の子会議」といって、子どもたちを性別でわけて話し合いの場をもつことがあります。性別でわける合理的な理由はみあたらないのに、不自然だと声をあげる人は少なく、定着しています。その原因についてセシリエさんは、ジェンダー・ステレオタイプが社会の文化に根付き、日常に溶け込んでしまっているからだと指摘します。そのほか、男の子のおこづかいのほうが女の子よりも多かったり、男の子のほうが速く走ることができる、と教師が決めつけてしまったり……。デンマークでもこんなことがあるのか、と思う事例がいろいろ。



なぜジェンダー・ステレオタイプの根強い社会を変えていかなければならないのか。それは、性別にまつわるステレオタイプは「こうあるべき」という規範となって、人々の行動や考え方をしばるからです。その枠からはずれてしまうと、自分はどこかおかしいのではないか、と感じたり、自尊心が傷ついたりして、その結果、その子がもっているはずの可能性を十分にのばすことができなかったり、夢をあきらめなければならなかったりすることもあるかもしれません。



そのような事態を招かないためには、大人自身がジェンダー・ステレオタイプから自由になって、子どもたちとかかわることが大切なのです。それはまた、性別や性的指向、性表現にかかわらず、すべての人々の存在を認め、等しく価値ある存在として受けいれていくジェンダー平等な社会の実現につながっていきます。



さあ、あなたもさっそく取り組んでみませんか? 子ども一人ひとりがおたがいの違いを認め合い、自分らしく生きられるように。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

katoyann

28
ジェンダーにとらわれない子育ての実践の必要について、ジェンダーに関する様々な不平等や差別の実態を具体的に挙げて訴えているジェンダーの入門書。保護者向けの本ということで、バトラーのパフォーマティブ理論など難しい概念も分かりやすくまとめられている。やや驚いたのはデンマークも性別賃金格差が大きく、男性の賃金は女性より21%高いということ。また男性の育休取得平均日数が30日ということ。北欧はジェンダー平等と言っても、国により違う。また若い世代ではジェンダーをスペクトラムとして捉える傾向が高いらしい。面白かった。2022/11/03

Miki Shimizu

2
なんか、子育てのヒントがあるんかなーっと思ったら、そんな柔らかい本ではなかった(笑)。デンマークではこんな差別がある!あんな差別もある!という印象。2022/09/19

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