感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MI
81
夏まつりのケンと妹弟の話。縁日で金魚すくいして、次の日金魚やさんにいって、水槽とエサを買いに行く。ケンは金魚屋さんで見た、でっかい赤いきんぎょ。昨日すくった金魚もあんなふうに大きくなったらどうしよう!?ケンが金魚を買うにあたり、図書館で金魚のことを調べるのが偉い。ほのぼのとした絵本。2024/12/01
J D
69
いい。私も同じような経験をした。夏祭りのきんぎょすくい。懐かしい。きんぎょという生き物を通してワクワク、ドキドキするあの感覚。小さい頃、きんぎょを観るためだけに学校から走って帰って来たことを思い出した。今でも、きんぎょや熱帯魚大好き。子どもの頃の気持ちを思い出させてくれる暖かい本でした。2024/12/27
とよぽん
46
図書館で。この表紙に呼ばれた。名詞だけのシンプルなタイトルも興味を引く。山本久美子 作・絵 フランスで活躍されている方のようだ。郷愁を感じさせる絵だった。3人きょうだいの仲がよく、お兄ちゃんがとてもしっかりしている。きんぎょという小動物への思いがほほえましく、山本さんの他の作品も読みたくなった。2022/09/13
ちえ
30
最初フランスで出版されている。作者はそちらで活躍されているらしい。懐かしくなる絵が温かい。絵のあちこちを見て昭和を感じたり。金魚に対してのお兄ちゃんの心配、なんだかすごく良いなぁ。2024/09/01
anne@灯れ松明の火
28
新着棚で。表紙に惹かれて。山本さん初読み。夏祭りで、金魚すくいをする兄弟。金魚を飼うために、水槽を買いに行ったり、世話をしたり、というごく当たり前の日常の一場面を切り取った絵本。だが、色数を抑えて、赤色が印象的なオシャレな絵本に仕上がっている。フランスでは紙芝居にもなって大人気なのだそうだ。和風な印象は、海外を意識してつくられているからかな。2020/09/24