出版社内容情報
・カバーイラストはポール・アルテ氏自身の筆によるもの(日本語版だけ、日本の皆様だけのために)。
・作品に出た怪事件のもとになったのは、アルテ氏自身の実体験。
氏本人が撮った、その体験をした場所の写真をスケッチ風にした絵を本書の最後に収録。
・ミステリ作家・芦辺拓氏による解説を収録。
ロンドンのどこかに、霧の中から不意に現れ、そしてまた忽然と消えてしまう「あやかしの裏通り」が
あるという。
そこでは時空が歪み、迷い込んだ者は過去や未来の幻影を目の当たりにし、時にそのまま裏通りに
呑み込まれ、行方知らずとなる——単なる噂話ではない。
その晩、オーウェン・バーンズのもとに駆け込んできた旧友の外交官ラルフ・ティアニーは、
まさにたった今、自分は「あやかしの裏通り」から逃げ帰ってきたと主張したのだ!
しかもラルフは、そこで「奇妙な殺人」を目撃したと言い……。
謎が謎を呼ぶ怪事件に、名探偵オーウェンが挑む!
・「名探偵オーウェン・バーンズ」シリーズ第一弾。シリーズ全作刊行! 六冊の長編と四作の短編、続々刊行。
・作品の素晴らしさを、実際に読んで充分にご判断いただけるよう、出版社ホームページで五万字まで
立ち読みできます。
・ポール・アルテ氏から日本の皆様へのご挨拶の映像も出版社ホームページで公開しております。
著者紹介
ポール・アルテ
フランスの推理作家。ジョン・ディクスン・カーに傾倒し、密室殺人などの不可能犯罪をテーマに、
名探偵が活躍するクラシカルな本格ミステリを精力的に発表している。
日本でも、2002年に邦訳された『第四の扉』以来、作品が3作連続で
「本格ミステリ・ベスト10」の1位を獲得するなど高い評価を得る。
平岡 敦
フランス文学翻訳家。
1955年千葉市生まれ。早稲田大学第一文学部仏文科卒、中央大学大学院仏文学専攻修了。
大学在学中はワセダミステリクラブに所属。
現在は中央大学、青山学院大学、法政大学等で仏語、仏文学を講じるかたわら、フランス・ミステリを中心に
純文学、怪奇小説、ファンタジー、SF、児童文学、絵本など幅広い分野で翻訳活動を続けている。
『この世でいちばんすばらしい馬』および『水曜日の本屋さん』で産経児童出版文化賞を、
『オペラ座の怪人』で日仏翻訳文学賞を、『天国でまた会おう』で日本翻訳家協会翻訳特別賞を受賞する。
そのほか主な訳書にグランジェ『クリムゾン・リバー』、アルテ『第四の扉』、ルブラン『怪盗紳士ルパン』がある。
内容説明
ロンドンのどこかに、霧の中から不意に現れ、そしてまた忽然と消えてしまう「あやかしの裏通り」があるという。そこでは時空が歪み、迷い込んだ者は過去や未来の幻影を目の当たりにし、時にそのまま裏通りに呑み込まれ、行方知らずとなる―単なる噂話ではない。その晩、オーウェン・バーンズのもとに駆け込んできた旧友の外交官ラルフ・ティアニーは、まさにたった今、自分は「あやかしの裏通り」から逃げ帰ってきたと主張したのだ!しかもラルフはそこで「奇妙な殺人」を目撃したと言い…。謎が謎を呼ぶ怪事件に、名探偵オーウェンが挑む!
著者等紹介
アルテ,ポール[アルテ,ポール] [Halter,Paul]
フランスの推理作家。ジョン・ディクスン・カーに傾倒し、密室殺人などの不可能犯罪をテーマに、名探偵が活躍するクラシカルな本格ミステリを精力的に発表している。日本でも高い評価を得る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。