感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わん子
13
死後の世界の話が読後何週間か経っても忘れられない。自分や亡くなってしまった大切な人達はどんなことになるのかと。オカルトはトリップできて良い。刺さった。2021/05/27
春
11
強烈な短編集。「アザーサイド」ひと言で表すと、DIY地獄のような感じ。現世での罪によって罰を受けるのではなく、罪の意識を「許されたい」欲がある者が満足するまで自分を責め尽くす。何となくわかる気がする。死生観的なものがちょこちょこ組み入れられていて、作者がどんな人なのか気になる。へのへのもへじが巨大化して暴走する話も好き。お気に入りは皿の中に入る「皿TRIP」。師匠っぽいキャラ問答無用で好きになってしまう。そして「コーサ」。新卒で入った会社で配属されたのは、芝犬の尻を拭く部署。設定が神様。上司よい人。2022/01/08
さすらいのアリクイ
8
「いえめぐり」よりこっちの方が好みです。イカす型の車の話、地獄に行く話、巨大かかしに襲われる話など説明が難しいマンガばかり載っている短編集。時々おおっ! と驚く場面が唐突に出てくる。展開が読めないのですが、お化け屋敷の中を進むみたいに読んでビックリした方が良いのかもなと。車の話と皿の話は良かった。もの作りにやたらこだわるところは「グヤバノ・ホリデー」のpanpanyaさんと共通点があるなと。変なところにこだわる点も。こちらの方は爆発力がある。2021/05/04
kanon
8
panpanyaさん好きな人は絶対に好き。しかし明確に違う読後感はある。背景に命を懸けている感じが大好き。ちょっとした日常の風景、特に”道”が細かく描かれていて、自分もそういうの好きだったりするので、とにかく好みなのだった。原宿とかも描かれてたけど、都心ではない少し外れた田舎の道、みたいな方が好き。ちなみに古本屋で見つけた。銀色の装丁が異質だったので気になったのだった。ぺらぺらページを捲ってすぐに購入を決めた。ネルノダイスキさんのことは知らなかった。これぞ出会い。2020/12/21
江藤 はるは
6
コノマンガダイスキ2020/05/11