内容説明
今日では「成功体験」とされる「あの大会」に、開催を脅かす緊迫の数か月があった?最終日ランナーたち10人、ブルーインパルス隊員、記録映画キャメラマン、北朝鮮女子陸上選手と生き別れの父親、海外からやって来た客人たち…。1964年「世紀の祭典」を彩ったさまざまな人間模様と知られざる衝撃の事実を、豊富な未発表写真や貴重な証言を交えて綴る異色ノンフィクション。
目次
プロローグ 2020年3月20日 航空自衛隊松島基地
第1章 1958年~1963年 東京オリンピック前史
第2章 1964年1月~6月 オリンピックの年
第3章 1964年7月~8月 「最終日」ランナーたちの招集
第4章 1964年8月~9月 感染爆発の危機
第5章 1964年9月 聖火リレーとカオス
第6章 1964年10月1日~9日 北の国から
第7章 1964年10月10日 開会式当日
エピローグ 1964年10月10日~現在 東京大会開会式後
著者等紹介
夫馬信一[フマシンイチ]
1959年、東京生まれ。1983年、中央大学卒業。航空貨物の輸出業、物流関連の業界紙記者、コピーライターなどを経て、現在は書籍の編集・著述業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kaz
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大河ドラマの「いだてん」で取り上げられていたとおりのこと、あるいはだいぶ盛ってあること等がわかる。聖火ランナー決定のエピソード、これらの感染爆発、インドネシアと国際団体の対立の影響、前夜に深酒をしたブルーインパルス等、今となってはなかなか興味深い話題が満載。図書館の内容紹介は『1964年の東京オリンピック。その開会式までの数か月、関係者に苦難と混乱が次から次へと降りかかった。開会式当日の聖火ランナー10人を中心に、様々な人間模様と知られざる事実を、未発表写真や貴重な証言を交えて綴る』。 2021/09/29