内容説明
2004年の冬、エゾシカの牧場をつくろうと立ち上がった親子がいた。
目次
Prologue ジビエ事始め
第1章 発端
第2章 模索
エゾシカ事典1 エゾシカとは
第3章 挑戦
エゾシカ事典2 エゾシカの歴史
第4章 展開
第5章 普及
エゾシカ事典3 食べかた
付録 ジビエ食品カタログ おいしいエゾシカ
著者等紹介
岩崎寿次[イワサキトシツグ]
北九州市立大学(経)卒。(株)リクルートで情報誌の編集長など20年勤務後、独立して出版企画、編集業務に取り組む。2011年より電子書籍出版のSeeSaw Booksを主宰。2017年から一般書籍の企画・編集・刊行に業務を広げる。2014年には一般社団法人はたらく未来研究所の立ち上げに参加、理事・プロデューサーとして運営全般にかかわる。2018年に同社を離れ、以後SeeSaw Books発行人として出版、執筆活動に専念して現在に至る
市岡充重[イチオカミツエ]
同志社大学(文)卒。(株)ジェイコム(現・(株)JTBコミュニケーションデザイン)において、自治体や企業の国内外のイベント、観光PR事業などを手掛けた後、2005年より朝日新聞地域情報誌のライターとして取材執筆活動をスタート。2014年2月フリーライターとして独立、個人事務所iworksを設立。2013年8月フードアナリストの資格を取得し、以後、食にまつわる情報を高いレベルで発信している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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藤山 博史
2
★ラッキーピエロ。食の価値は時代とともに変化。胃の時代、舌の時代、健康の時代、心の時代★アイヌの食習慣。エゾシカ★エゾシカ繁殖の背景。狩猟禁止令、蝦夷狼の絶滅、ハンター現象、異常な繁殖能力★ハント条件。首から上、放血して2時間以内に持ち込む★シカは肉だけでなく、皮、ツノも利用価値★動物愛護団体による炎上★ぼたん=猪、もみじ=鹿、さくら=馬★エゾシカ・ゼミナール2022/12/19
かめりあ
0
釧路・阿寒の地で、エゾシカという人間との共生で多くの課題が挙がる対象をテーマに、どのような取り組みがなされてきたか、活き活きとしたストーリーで描かれている。今日、エゾシカの課題が完全に解決された訳では無いが、本書にあるように「少なくとも30年」のまだ道半ばであり、近い未来の確かな標となるだろう。2023/05/20