感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
凸凹パレード
8
凪は待って来るものなのか?凪を感じられる心を持ってないと。再生を祈ります。ああ、映画なのね。2019/08/20
としき
7
ドラマ仕立ての小説だなと思ったら、丁度昨日から映画として公開されていた。本の発刊日から二ヶ月という事は、やはり映画の脚本だったのか?内容はタイトル通り!世の中は何をしても、どうあがいても、いつもいつも裏目、裏目がでることがある。ギャンブルだけでなく、仕事も、ちょっとした人間関係もそんな時がある。潮目が変わるのを待つ!風の流れが変わるのを待つ。どこかで流れがかわるはず。その時までじっと待つ。それはわかっているがそうはいかない。その場に立ち尽くすと、何故かあがいてしまう。あがいてあがいて深みにはまってしまう。2019/06/29
mawaji
4
地元が大好きな妹より譲り受けて読んだ本書は、脚本家として多忙を極める高校の大先輩の初小説でした。やはりギャンブルに関わる記述は抜け出せそうでまた戻ってどっぷり浸かってしまうことの繰り返しで、身体に染みついたギャンブラーの性根を洗い流すことのできない郁男の行く末はどう考えても好転しないのでは…とハラハラしながら読み進みましたが、勝美とのわだかまりも解け、美波の将来も明るい展望が見えてきて光明が見えてきた結末にホッとしました。迫真に迫る競輪の描写はやはり盟友?友川カズキさんとの川崎通いのおかげなのでしょうか。2023/09/18
まるみ
2
どこまでもクズな主人公。この終わり方だと思ったら最後に少し希望が見える終わり方になって良かった2019/08/08
nkwada
1
競輪にのめり込むだめな男が恋人の美容師と娘と、彼女の故郷の岩手に戻って再起を図るがそこでも競輪に、というような筋で、だめなところが読んでいて楽しかった。だめ人が主人公の作品は性に合っているのかなあ、とか思った。読後、同名映画を脚本がノベライズしたものとわかった。2025/09/26