内容説明
語学、文学、歴史学、社会学、各方面に広く及ぶ本を調べ尽くす意味とは。そこに資料のデジタル化はいかに貢献できるのか。『水滸伝』をテーマに、第一線の中国古典小説研究者と探る。
目次
第1部 『水滸伝』版本研究から何がわかるのか(『水滸伝』版本研究から何がわかるのか―白話文学における校勘の意義;“上原究一からのコメント”中原理恵発表『水滸伝』百二十回本の所在調査と諸本の相違;アジア研究図書館デジタルコンテンツ「水滸伝コレクション」の現状と展望;デジタル化資料を用いた中国古典小説研究)
第2部 ディスカッション(コメント1中島隆博;コメント2一色大悟;データベースの構築と維持に関するマンパワーと資金/周さんのプログラム ほか)
第3部 講演をめぐる討論会(水滸伝の「近代性」とは;水滸伝の特徴とその影響;百二十回本諸本の調査)
付録 主なデジタル化公開済みの清代までの『水滸伝』諸本
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- 和書
- はじめて学ぶ繊維