内容説明
10年前、滅びかけたことを忘れた日本人たちへ。もう一度、思い出してほしい。原発事故の一報を初めて耳にしたときに、あなたが感じた恐怖を。
目次
序章 「原発再稼働」という過ちから立ち戻るために…いま、私たち日本人のセンスが問われている(原発事故はいまだに原因すら断定されていない;「経済を回すために…」という言葉に騙されてはいけない ほか)
第1章 「3・11」を経験しても『自分さえよければいい』日本人(核廃棄物は未来の人類へと問答無用に押しつけられる;ウランは核的反応を引き起こせば「猛獣」に変わる ほか)
第2章 「東京電力」で津波を想定することはタブーだった(私が電気を買わない理由;選挙の一票で示さなければ世界は変わらない ほか)
第3章 元原発エンジニアである「私」が反原発の旗を振る理由(声を大にして「NO」と叫ぶために;「東京電力」と「私」の長くて奇妙な関係の始まり ほか)
第4章 「私」の反原発興国論とその実践(原発が廃炉になれば立地市町村は50年間栄える;総括原価方式を改めて東京電力を一般企業化する ほか)
著者等紹介
木村俊雄[キムラトシオ]
1964年秋田県生まれ。元東京電力福島第一原発エンジニア。東電学園高等部を卒業後、東京電力に入社。福島第一原子力発電所では、原子炉の燃料設計やプラントの運転管理、各種検査などを長きにわたって担当する。在職中に原発の危険性に気づき、2000年に退職するとともに反原発運動の旗手となる。事故後に高知県土佐清水市に移住し、オフグリッド生活を実践しながら、原発再稼働の危険性に警鐘を鳴らし続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ゆかり