共犯者―編集者のたくらみ

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共犯者―編集者のたくらみ

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  • サイズ B6判/ページ数 323p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784909646040
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0095

出版社内容情報

“実に面白い。心が躍る。血が騒ぐ。本書は血と汗と涙が飛び散る、稀有な「編集者血風録」である。”見城徹(幻冬舎社長)編集者、出版人、書店人、必読! 伝説の文芸編集者が語る「編集のすべて」。 

「実に面白い。心が躍る。血が騒ぐ。本書は血と汗と涙が飛び散る、稀有な「編集者血風録」である。」見城徹(幻冬舎社長)

「芝田暁のおかげで『血と骨』はミリオンセラーになり、莫大な借金を完済できた。『共犯者』に感謝する。」梁石日(作家)

「編集者から作家に乗り変えた芝田暁氏は、凄まじい大都会の生きるための争いから汚れた風と音に乗り、心に棲む夢の未来に限りなくつづく見えない山の頂から人生を踏む。「香り高き」夢を朝焼けが染める。」森村誠一(作家)

「本書は、暗く尖った言葉と破天荒の物語で世の常識をふみやぶる作家との強固なタッグを願い、実現しつづける編集者、芝田暁の中仕切り的な自伝である。」高橋敏夫(早稲田大学文学部教授) 




目次

序章 激震
『夢の国』を届ける 
美達大和の正体

第一章 梁石日と出会う
『夜を賭けて』直木賞落選の瞬間
文芸編集者という仕事
梁石日から原稿をもらう
マルエン全集で有名な大月書店入社
徳間書店に転職し西村寿行の担当になる
荒巻義雄『紺碧の艦隊』シリーズが大ヒット
浅田次郎の作品は書店のノベルスの棚で知った
山田正紀『おとり捜査官』シリーズでミスリード
幻冬舎転職のきっかけは喫煙室だった

第二章 『血と骨』誕生
『血と骨』は幻冬舎でと梁石日は言ってくれた
幻冬舎文庫創刊で梁石日と浅田次郎の二冊を担当
牛島信『株主総会』で衝撃デビュー
『突破者』宮崎学に出会う
『血と骨』山本周五郎賞受賞
『血と骨』も直木賞落選
『血と骨』から『睡魔』へ

第三章 『夜を賭けて』映画化
中村満との運命的な出会い
郭充良と金守珍が実現した奇跡
大谷昭宏が宮崎学をグリコ・森永事件の真犯人と疑う
新堂冬樹の作品も書店のノベルスの棚で知った
松井計『ホームレス作家』は一本の電話から

第四章 『血と骨』映画化
映像化の申し込みが殺到
幻冬舎を円満退社
盟友木戸次郎と出会う
スパイス創業
国際派の作家山田真美との出会い
一冊目の山田真美『死との対話』を出版
ついに映画「血と骨」公開
木戸次郎『修羅場の鉄則』を出版、即重版
宮崎学『愚者から愚民へ』の普遍性

第五章 写真俳句の発見
スパイス創業時から資金繰りに苦しむ
森村誠一の公式サイトで「写真俳句」を見つける
『森村誠一の写真俳句のすすめ』が異例の売れ行きに
西村健『笑い犬』の原稿が完成した
スパイス存亡の危機
社員ふたりになりオフィスを引っ越す

終章 退場
スパイス廃業
『夢の国』のそれから
『警視庁捜査一課刑事』飯田裕久を失う
永瀬隼介『帝の毒薬』誕生秘話
三浦英之『南三陸日記』の奇跡

解説 高橋敏夫(文芸評論家・早稲田大学教授)


芝田 暁[シバタ アキラ]
著・文・その他

目次

序章 激震
第1章 梁石日と出会う
第2章 『血と骨』誕生
第3章 『夜を賭けて』映画化
第4章 『血と骨』映画化
第5章 写真俳句の発見
終章 退場

著者等紹介

芝田暁[シバタアキラ]
1965年生まれ。早稲田大学第一文学部卒。大月書店、徳間書店、幻冬舎で書籍編集者を務める。2004年、出版社スパイスを創業、2007年、廃業。その後、ポプラ社を経て朝日新聞出版入社。書籍編集部文芸編集長、「小説トリッパー」編集長、「一冊の本」編集長を経て販売部に異動。現在、宣伝プロモーション部専任マネジャー。2014年から早稲田大学文学部非常勤講師も兼任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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buchipanda3

58
徳間書店や幻冬舎などでベストセラーを生み出してきた編集者が当時を振り返った自伝。多少昔の話だが、編集者と作家の関係のウラ事情が読めたのが良かった。手懸けた代表作は直木賞候補となった梁石日の「血と骨」、他にも浅田次郎、山田正紀なども担当していたようだ。西村寿行が大藪春彦を偲ぶエッセイの裏話や「おとり捜査官」の題名の話などなど。前半は成功事例が多く、読んでいて気持ちがいいのだが、後半の起業後の失速感が半端ない。それだけ出版業界の厳しさが伝わってくる。新興の幻冬舎がいかに異例なことなのだということか。2019/04/08

ステビア

15
大月書店→徳間書房→幻冬社→スパイス(独立)と渡り歩いた編集者の一代記。読みたい本が増えた。2020/03/01

kubottar

12
編集者という仕事の面白さがわかる。2019/02/10

古本虫がさまよう

4
著者は、左翼学者として有名な芝田進午氏のお子さん。その縁もあって、左翼出版社として有名な大月書店に就職。書籍編集者としてのスタートはそこからだった。そのあと、徳間書店に中途入社する。そこで西村寿行らの担当を。ともあれ、こんな風にベストセラーを作ったという自慢やら、失敗した経緯やら、いろいろと…虚心坦懐に綴っている点は、面白い。 売れる本、読み応えのある本を出すためのノウハウというのか、本を出したあともいろいろとテレビなどへの売り込みをするといった地道な努力の数々を自叙伝的に綴った希有な一冊といえよう。2019/04/05

takao

2
ふむ2022/11/01

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