内容説明
天正十年(一五七八)十一月、織田信長の軍勢に包囲された高槻城主・高山右近は、究極の選択を迫られる。人質になっている息子と妹を見捨てて、信長に降るか。それとも、息子の命を救うため、あくまで戦い抜くか。ただひざまずいて神に祈り、天の導きを請う右近の元にやってきたのは、信長からの最後通牒だった―。キリシタン大名。迫害に屈せず、信仰を貫いた男の生涯!
著者等紹介
池田年男[イケダトシオ]
1949年9月12日京都市に生まれる。1968年同志社大学経済学部に入学。下鴨の正武館道場で剣道を修める。1972年同志社大学卒業。ダイヤモンド毛糸大阪本社に入社。サンケイ新聞社(現産経新聞社)大阪本社に勤務。1978年結婚。1984年世界日報社(本社)に社会部記者として勤務。宗教新聞の記事も長年執筆。2016年Sunday世界日報に小説高山右近を執筆連載。2018年6月膵臓ガンが見つかり闘病生活。11月27日永眠・享年70歳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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