内容説明
読者は、カッセルのこの書を読んでいくうちに、今日のスウェーデン福祉国家のあり様にもつながる多くの要素を見い出すことであろう。
目次
1 社会主義、自由主義および社会政策
2 協同組合政策
3 労働組合政策
4 公的社会政策の任務
5 高賃金の経済
6 社会的進歩の経済的可能性
補録 我々の社会経済政策の指針
著者等紹介
カッセル,グスタフ[カッセル,グスタフ] [Cassel,Gustav]
1866年生~1945年没。20世紀前半のスウェーデンを代表する経済学者であり、1904年から33年までストックホルム大学教授を務めた。ワルラスの一般均衡論を継承しつつも、効用理論を批判し、稀少性の理論に基づく独自の体系を展開した。購買力平価説を唱えたことで知られるように、第一次世界大戦後は国連や様々な国際会議で活躍し、外国為替や通貨といった国際金融の専門家として世界的な名声を博した
石原俊時[イシハラシュンジ]
1961年生まれ。1984年東京大学経済学部卒業。1995年博士(東京大学)。現在:東京大学大学院経済研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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