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内容説明
中国西北部の高原地帯に位置し、「遙かに遠い場所」と称される青海省。かの地で伝承されてきた漢民族の葬送習俗は、文化大革命の時代に「封建迷信」として否定されるも後に復活し、政府が火葬を推奨する現在も、土葬を基本とした旧来の姿を保っている。独自の葬礼を支えてきた漢民族の死生観や社会構造を、丁寧な「田野調査」(フィールドワーク)から明らかにする。死者と生者の民俗学。
目次
序章 先行研究と本研究の課題
第一章 青海省の漢民族の葬礼の実態
第二章 村落と党家と葬礼
第三章 理想的な葬礼と三種類の死者
第四章 葬礼と宗教的職能者
第五章 青海省の漢民族の婚礼
第六章 葬礼と喪服
第七章 葬礼と贈答習俗 「寿礼」と「香奠」
終章 まとめと今後の課題
著者等紹介
李生智[リセイチ]
1993年、中国青海省に生まれる。現在、國學院大學大学院特別研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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