「くだらない」文化を考える―ネットカルチャーの社会学

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  • サイズ B6判/ページ数 317p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784909544148
  • NDC分類 007.3
  • Cコード C0036

内容説明

炎上、祭り、ネットスラング、アスキーアート、オフ会、MMD、MAD…。「2ちゃんねる圏」を舞台にネットユーザーが生み出した「くだらない」「取るに足らない」文化は、それゆえに論じられないままでよいのか。SNS全盛の現代、オワコンといわれる「2ちゃんねる圏」の文化に、社会学の知見を用いて大まじめに切り込む、ネットカルチャー論。

目次

第1章 ネットカルチャー研究の発展に向けて―ポピュラー文化と参加文化の視点から
第2章 インターネット上のニュースとアマチュアによる草の根的な活動
第3章 インターネットを通じて可視化されるテレビ・オーディエンスの活動―公共性への回路
第4章 インターネット上のアマチュア動画に見られる「カルト動画」
第5章 オンライン・コミュニティの多様化と文化現象―「下位文化理論」を手がかりとして
第6章 インターネットにおける炎上の発生と文化的な衝突
第7章 ネットスラングの広がりと意味の変容―「リア充」を事例として
第8章 ネットユーザーによるコンテンツへの関与をめぐる批判的考察―2ちゃんねるのまとめサイト騒動を事例として
第9章 インターネット空間における「ネタ」の意味―「遊び」の研究を手がかりとして
終章 ネットカルチャー研究の課題

著者等紹介

平井智尚[ヒライトモヒサ]
1980年新潟県生まれ。2003年日本大学法学部新聞学科卒業。2009年慶應義塾大学大学院社会学研究科社会学専攻後期博士課程単位取得退学。現在、日本大学法学部新聞学科専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

PenguinTrainer

7
誰か一人が作り上げた物でもなく、ネットの時代を作り上げてきたものたちを歴史的にまとめた本。 2ちゃんねるやまとめサイトに代表される一次情報に基づかない情報の拡散、サードプレイスとしてのインターネット、非生産的な活動に対する絶大な意欲など改めて見直して整理すると見えてくるものがあると感じた。2021/10/05

愛楊

2
2021年出版。第1・4・7〜9章は書き下ろしであり、他の章は既出論文である。淫夢等の言及しにくいトピックを書籍媒体に含んだのだろう。2010年代後半移行にはインターネット文化研究が停滞したらしい。第4章では「カルト動画」概念を『The Cult Film Reader』のカルトの定義に即して検討している。しかし、淫夢や尊師MMDをカルト概念に包摂したとして、それがいかなる社会学的帰結を持つのかということを知りたかった。第9章のカイヨワの「聖−俗−遊」概念の適用は興味深かった。2024/03/25

Wassssup_mymen

1
2ちゃんねる基軸のネットカルチャーを学術的に著した一冊。がっつり2ちゃんねるというよりも筆者も語っているようにその周縁にフォーカスした理論。そのため、俯瞰的な理論展開だったのでがっつりネット文化を通ってなかった個人的には読みやすかった。特に都市理論を応用してネットカルチャーに言及していたのは面白かった。2025/04/05

ヨシツネ

0
社会学のファン文化研究をこういう風に適用しているのかという点にとても驚いた ネットカルチャーの研究自体少ないしこの路線で研究が続くと助かる2021/08/25

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