内容説明
炎上、祭り、ネットスラング、アスキーアート、オフ会、MMD、MAD…。「2ちゃんねる圏」を舞台にネットユーザーが生み出した「くだらない」「取るに足らない」文化は、それゆえに論じられないままでよいのか。SNS全盛の現代、オワコンといわれる「2ちゃんねる圏」の文化に、社会学の知見を用いて大まじめに切り込む、ネットカルチャー論。
目次
第1章 ネットカルチャー研究の発展に向けて―ポピュラー文化と参加文化の視点から
第2章 インターネット上のニュースとアマチュアによる草の根的な活動
第3章 インターネットを通じて可視化されるテレビ・オーディエンスの活動―公共性への回路
第4章 インターネット上のアマチュア動画に見られる「カルト動画」
第5章 オンライン・コミュニティの多様化と文化現象―「下位文化理論」を手がかりとして
第6章 インターネットにおける炎上の発生と文化的な衝突
第7章 ネットスラングの広がりと意味の変容―「リア充」を事例として
第8章 ネットユーザーによるコンテンツへの関与をめぐる批判的考察―2ちゃんねるのまとめサイト騒動を事例として
第9章 インターネット空間における「ネタ」の意味―「遊び」の研究を手がかりとして
終章 ネットカルチャー研究の課題
著者等紹介
平井智尚[ヒライトモヒサ]
1980年新潟県生まれ。2003年日本大学法学部新聞学科卒業。2009年慶應義塾大学大学院社会学研究科社会学専攻後期博士課程単位取得退学。現在、日本大学法学部新聞学科専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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