感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つわぶき
6
「戦わずして勝つ」即ち戦闘無くして自らの政治的意思を完徹するために、中国(中国共産党)がどの様な政治工作を実施し、どの様な成果を得ているのかを論じた本。タイと台湾を例に挙げ、中国が公然・非公然及び合法・非合法の各種手段を用いて対象国の意思決定を中国に有利なものとならしめるべく注力していることに驚かされる。対して、米国は冷戦終結以降、政治戦能力を喪失し、中国に比して影響力を及ぼせていないのが現状である。そして、我々もまた中国のその様な活動の影響があるであろうと思うと、複雑な感情を抱かずにはいられない。2023/07/12
Tatsuhiko
0
あまりにも訳がひどい。最初の監訳者からして一度も読み返したり校正したりしてないのが分かるほどいい加減な文章。この分野に関心があり、かつ英語が分かる人なら原文ではこういう意味かと推測しながら何とか読めると思うが、そうでない人には決してお勧めできない。2023/08/31