出版社内容情報
没後10年。アンパンマンの生みの親、やなせたかしによる“幻の名作”堂々復刊!
著者不明の世界的大作が、やなせたかしの新解釈によって子供たちに向けた新たなストーリーに生まれ変わりました。この、子どもたちの心を照らし、輝きを失うことのない王道の冒険譚『やなせたかしの新アラビアンナイト』シリーズ(全3巻)を、没後10年となる2023年に順次復刊いたします。
1983年に発売された本作は、全ページにイラストが入り、漫画と童話の中間を行くやなせたかしの意欲作です。第1巻目となる『やなせたかしの新アラビアンナイト1 魔人島の秘密』、是非お楽しみください!
少年ハッサンは、魔法使いのハーラムにだまされて、海の孤島にやってきます。そこで美少女アネモネ姫に出会いますが、次々に怪事件にまきこまれていきます。黄金の秘法、人食いゴケ、トルコ玉のついた鍵、謎の剣士との出会いなど、12章の冒険物語。
ぼくは、胸のわくわくするようなお話が好きです。世界中の、いろんなお話の中では、なんと言っても「アラビアンナイト」が、いちばん好きです。(中略)
死ぬまで「アラビアンナイト」を書き続けていきたいというのが、僕の願いです。なぜなら、コンピューター世代の子どもたちにとっても、何よりも夢と空想と冒険を愛する、熱い血が必要だと信じるからです。
―やなせたかし(1983年版あとがきより)
内容説明
少年ハッサンは、魔法使いのハーラムにだまされて、海に浮かぶ7つの島、魔神島にやってきます。そこで不思議な美少女アネモネ姫に出会いますが、次々に怪事件にまきこれまていきます。巨人を呼び出す魔法のたいこ、空飛ぶジュータン、姿をかくす秘密の帽子、謎の剣士との出会いなど、12章の冒険物語。小学校低~中学年向け。
著者等紹介
やなせたかし[ヤナセタカシ]
1919年高知県出身。東京高等工芸学校工芸図案科(現・千葉大学工学部)卒業。高知新聞記者、三越百貨店宣伝部のグラフィックデザイナーなどを経て独立。漫画家、絵本作家、作詞・作曲家、詩人、歌手、演出家として幅広く活躍。1973年、フレーベル館の月刊絵本「キンダーおはなしえほん」に『あんぱんまん』が掲載される。その後「アンパンマン」は1988年に日本テレビ系列でアニメ化され、時代を超えて子どもたちに大人気のキャラクターとして広く知られている。また、香美市立やなせたかし記念館の名誉館長、日本漫画家協会理事長・会長などを務めた。1990年日本漫画家協会賞大賞、1991年勲四等瑞宝章受章ほか。2013年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヒラP@ehon.gohon
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