内容説明
この街に人生を賭した写真家にだけ見える風景。その眼が切り取る都市は新たな輪郭を得る。いま初めて露わになるだれも知らない都市の断面。
目次
東京主塔 TOKYO TOWER
東京無人 TOKYO NOBODY
東京切片 TOKYO ELEMENTS
東京窓景 TOKYO WINDOWS
東京刹瞬 TOKYO SNAPS&CONFUSION
東京水景 TOKYO FLOAT
東京再甦 TOKYO METABOLISM
著者等紹介
中野正貴[ナカノマサタカ]
1955年福岡県生まれ。武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン科卒業後、写真家・秋元茂に師事。1980年よりフリーランス・フォトグラファーとして独立。雑誌や広告撮影を中心に活躍している。2001年『TOKYO NOBODY』で日本写真協会賞新人賞、2005年『東京窓景』で木村伊兵衛写真賞、2008年『MY LOST AMERICA』でさがみはら写真賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
退院した雨巫女。
12
《私-図書館》やはり、私にとって、東京のタワーは、東京タワーだ。やはり個性的です。まだ、生でスカイツリー観たことが、ないからかも知れない。2020/01/28
そうさん
4
7歳。信号機がまだ電球式の写真も載っており、喜んでいた。2021/08/11
Koki Miyachi
2
東京というテーマを追求してきた写真家の写真集。木村伊兵衛写真賞を受賞した「東京窓景」を含む、今までの成果のオムニバス版。中野正貴という写真家を知る良質なディスコグラフィーとなっている。2020/02/20
よし
1
東京を撮り続けている中野正貴さんの写真集。先日「情熱大陸」を観て関心を持ちました。人が映っていない写真が多く、それだけに、東京に巨大な装置を感じたり、日々そこで暮らす人たちの息遣いを想像しました。「東京窓景」や「東京水景」など普段目にすることのない視点からの一連の写真は面白かった。東京オリンピック会場の建設現場の写真はこの数年だけでも、この都市が大きく変わっていることを再認識しましたし、これからも変わり続けるのだろうと思いました。2020/10/25
kaz
1
1990年過ぎから現在までの東京の風景。無人の街の風景は、いったいどのタイミングで撮ったのだろう。田園風景ならいざ知らず、東京のど真ん中でこれだけ人のいない時間があろうとは。窓越しに街の様子を映す東京窓景も面白い。これも、どの場所から撮ったものなのか、非常に気になる。2020/03/03
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