内容説明
小泉八雲の日本研究の集大成―鋭い洞察をもとに「美しい日本」を熱っぽく論じる!
目次
日本の魅力
上代の祭祀
家々の宗教
社会の祭祀
神道の発展
日本における禁制
仏教伝来
古えの制度
忠義という宗教
キリシタンという禍
美しき日本婦人
神道の復活
武士の興隆
著者等紹介
小泉八雲[コイズミヤクモ]
ラフカディオ・ハーン。1850年、ギリシャ西部のレフカダ島に生まれる。1869年にアメリカへ渡りジャーナリストとして活躍、1890年の来日後は松江や熊本で英語教師を務めた。その後日本に帰化し、東京帝大や早稲田大学で教鞭を執るかたわら日本を世界に紹介する著作を次々に発表した。1904年、心臓発作で死去。享年54(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
鉄之助
133
小泉八雲”最後の書”。実はこの1冊が、戦後「天皇制の護持」に大いにかかわったかもしれないという説に衝撃を受けた(元々、天皇訴追で意を固めていたマッカーサーの気を変わらせた本)。この辺りの経緯は、冒頭の「本書に寄せて」にドラマチックに描かれていた。なぜ日本は「神国」なのか?、今の日本人も実感がない歴史から、紐解かれ興味が惹かれた。原文は分かりにくい部分があるが、何度もじっくり読んでみたい。戦前は天皇制に配慮して削除した文章も、復活させた本書。初版からたった2カ月で第7刷を増刷! 今、求めれているのだ。2026/06/08
Tadashi Tanohata
25
戦後、マッカーサーが天皇を訴追をしようとした時、副官のフェラーズが一冊の本を手渡しそれを諌めたという。それが「神国日本」だった。日本人の矜持や情緒、精神や日本人そのものをこれほど理解し表現し切った日本人はいただろうか。拙いレビューはここまでに、私の矜持にかけてお勧め申し上げます。2026/04/09
mura
3
1890年に来日して1904年に死去するまで、14年でここまで日本についての本が書けるまでになるなんてすごすぎる。日本人でも中高で表面上、日本の歴史を習っていてもここまで意味を理解をしているかというと、わかっていない大人も多いのではないかと思う。しかし小泉八雲夫妻モデルの朝ドラ「ばけばけ」の脚本も今思えばひどいものだった。「日本滞在記」以降ベストセラーが書けない、「怪談」は幼稚とかドラマの中で・・・。実は朝ドラの脚本が幼稚だった。2026/04/17
K
2
(1976,361)東洋文庫。最近新聞下広告に「マッカーサーが読んで天皇を廃しなかった」云々とあったので読む。361という意外。もっと宗教的なジャンルではと思う。国生みの謎、殉死を止めようとした為政の歴史、歴史は武士の世か否かという分類法、古来、家、地域、国に縛られること、同じくそれらへの信仰心、神道と仏教の両輪性、消滅しつつある美的特質、それが西洋の目からはファンタジーに見えることなどなど。「封建制の完成」の最後半部分、日本女性の希少さの記述に驚き。離脱の「ばけばけ」で、ああも美しく描かれてはいなかった2026/05/21
Toru Fujitsuka
2
学校で習った日本史とは違う解釈で新鮮だった 昔の日本は住みにくかったと感じた2026/05/03
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