世界最終戦争―「最終戦争論」及び「戦争史大観」

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世界最終戦争―「最終戦争論」及び「戦争史大観」

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  • サイズ B40判/ページ数 299p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784909447098
  • NDC分類 391.1
  • Cコード C0231

内容説明

稀代の謀略家かそれとも奇跡の予言者か!?

目次

第1部 最終戦争論(戦争史の大観;世界最終戦争;世界の統一;昭和維新の目標;仏教の予言;結び)
第2部 戦争史大観(戦争史大観の由来;戦争史大観の説明;戦争指導要領の変化;会戦指導方針の変化;戦闘方法の進歩;戦争参加兵力の増加と国軍編成;将来戦争の予想;現在に於ける我が国防)
付章「世界最終戦論」に関する質疑回答
石原将軍の臨終

著者等紹介

石原莞爾[イシハラカンジ]
明治22年山形県生まれ。元陸軍中将。昭和6年9月18日、満鉄爆破を企て、これを口実に満州全土を武力制圧、満州国を誕生させた。この満州事変を機に世界から「アジアのロレンス」などと称されるようになる。敗戦後は故郷に農業を営み、平和運動にも取り組んだ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

原玉幸子

19
「五族協和」との考え方が石原莞爾の唱える理念だとの朧気な記憶があり、自分は思想左翼でも、それはそれで右翼の精神発想は知っておくべきと思い立っての選書です。西洋の征服価値観と違う東南アジア諸国の弱者が立ち上がる民主主義国家の形成に繋がる崇高な理念を期待したのですが、日本の宗教や道(どう)を強調しているものの、「五族」も当時の欧米露其々に対抗する連合体な発想なだけで、石原莞爾の欧州其々の戦争史観の解説と戦争論は、結局侵略戦争論であり、感心する理念や思想はありませんでした。(●2021年・冬)2022/01/07

寝落ち6段

13
「人類は自然に、心から国家の対立と戦争の愚を悟る」と本書の中で語る石原莞爾は、満州事変などの中心人物であり、稀代の軍人・兵法家である。本書は1940年ごろに考えられた戦争の行方についてである。様々な戦争を経験した人類は、最終戦争の後に、世界は一つにまとまると説く。人類の闘争心は無くならないが、闘争心は科学や芸術、技術などに昇華されるだろうとも。戦争の研究を経て、戦略戦術の視点から、三次元的な戦争への発展、原子力、民間人への殲滅戦などにも言及している。外れた予言も多いが、当時のトップ軍人の貴重な考えである。2020/05/04

ジャズクラ本

12
石原莞爾は満州事変の首謀者の一人であり、東條英機とは徹底して意見が合わなかったらしい。東條上等兵と揶揄していたとも聞くし、反りが悪かったことで戦犯を免れたとも聞く。世界最終戦争は戦前に石原が展開した第二次世界対戦の予測予言の類いで、日蓮の教えとこれまでの戦争史(特に近世西洋の)を鑑みて展開した論考。戦争論を宗教論から引いているところなど、些か荒唐無稽な論ではあるが核心の一片を衝いてはいる。東亜諸国大同がこの論のキーとなっているところなど、この時代の国家概念を知るよすがにもなる。勉強になった。2020/03/11

隼人

2
2020/04/20

ハルジオン

1
難しかった。読み終えたが、内容の理解はできていないと思う。ただ石原莞爾さんがものすごい勉強していて、頭のとても良い人だったのは理解できた。 最後にあった質疑応答はとても思った。今、言われているガイア理論に通じる話を違う観点で述べており、とても説得力があった。宗教、戦争からこのような考察に至るのはめちゃくちゃすごい。物凄い考察からの予想(予言)と感じた。2022/05/22

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