目次
1 どうして民間借家が問題なのか?―くいつぶし型経営の歴史的諸前提(民間借家はどのように問題になってきたか?;日本において借家はどう問題になったか;本書のアプローチ―社会学の観点から)
2 くいつぶし型経営―戦後日本の民間貸家経営(くいつぶし型経営とはなにか;くいつぶし型経営の諸前提;食いつぶし型経営のメカニズム;家主の諸属性と経営条件;家主にとっての合理性―経営合理性の検討)
3 くいつぶし型経営の諸機能(住宅の量的不足に対する積極的貢献;「相対的」低家賃の実現;借家関係による住宅問題の抑制・無力化)
4 くいつぶし型経営の変容と現在(くいつぶし型経営への介入の困難;くいつぶし型経営・その後)
5 まとめ
著者等紹介
佐藤和宏[サトウカズヒロ]
1988年、静岡県生まれ。現職、高崎経済大学地域政策学部准教授。東京大学人文社会系研究科博士課程修了、博士(社会学)。日本学術振興会特別研究員(DC1)、東京大学社会科学研究所特任研究員、高崎経済大学地域政策学部講師などを経て現職。専攻は住宅政策論、社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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