小田嶋隆のコラムの向こう側

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小田嶋隆のコラムの向こう側

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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784909394705
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報



小田嶋隆[オダジマタカシ]
著・文・その他

内容説明

「書くことがない」という書き出しの伝説コラム、親友へ捧げる詩、「晩年は誰のものでもない」、自らの病について、など人間オダジマがあふれる作品から、フェミニズム、嫌酒権、ウクライナへの思い…生前最後の一本を含む社会派コラムまで、コロナ下に書かれた18本を厳選。稀代のコラムニストの遺稿集にして傑作コラム集。

目次

第1章 コロナと孤独とコラムニスト(Zoomに心を許さない理由;君、最近休みをとったのはいつだね? ほか)
第2章 コラムの逆回天(「改革は待ってくれない」というのはウソ;昭和の笑いはおおらかだったのか ほか)
第3章 さらば、酒と友と(酒飲みを甘やかす文化は永遠なのだな;いつか「嫌酒権」が叫ばれる日 ほか)
第4章 晩年は誰のものでもない(自然の猛威で片付けるのはもったいない;晩年は誰のものでもない ほか)
第5章 コラムの向こう側(殺意は容易に暴走する;戦争を宣伝ツールに使う残念な人たち ほか)

著者等紹介

小田嶋隆[オダジマタカシ]
1956年東京赤羽生まれ。幼稚園中退。早稲田大学卒業。一年足らずの食品メーカー営業マンを経て、テクニカルライターの草分けとなる。国内では稀有となったコラムニストの一人。著書多数。2022年6月24日、病気のため死去。享年六十五(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

109
2022年6月24日に亡くなられた著者の2020年〜22年4月まで自選した18本のコラムから成る。2021年10月頃から終わりを意識した内容が目立ってくる。「一億総祖父母時代に、大坂なおみ選手をたたえる」は名コラムだ。しかし、病床で書かれた「虫とタイガー・ウッズの父に学ぶ、遠くを見ない処世術」が好みだった「結果的に文字として書き記される文章の内容は、「書く」という具体的な動作の必然として自然発生的な偶然を含んでいる」で始まり、タイガーの父親が昔話してくれた戦場での時間の過ごし方が今の心情に合うと綴る。2023/02/04

ネギっ子gen

53
遺稿コラム集。コロナ下に書かれた「小田嶋隆の『ア・ピース・オブ・警句』」(日経ビジネス電子版)のコラムから18本を厳選。本文イラストも著者。実に味わいがあるイラストと書き文字。連載最後のコラムとなった「○○界に残る『ホモソーシャル』」で、オダジマは「映画界」への不信感を表明。<大切なのは、この種の閉鎖世界では、なぜなのか女性の存在がないがしろにされることだ。必ずそうなる。というのも、女性を大切にすると、ホモソーシャルをホモソーシャルたらしめている均質性が根本から瓦解してしまうからだ>。早逝を切に惜しむ!⇒2022/11/10

まこみや

53
小田嶋さんのコラムの特異性は、発言や表現の分析を通じて、使用者の意識的・無意識的な意図や真意を、さらに隠された本音や嘘を摘出して、その意味不明や矛盾を露呈させつつ揶揄する方法だった。『日本語を取り戻す』はそのものズバリだし、本書でも大阪維新の推し進める「既得権益」「前例踏襲」批判におけるプロパガンダ手法の分析でも、「させていただく」の用法の読解においても、それは顕著である。「国葬」を「国葬儀」に、「調査」ではなく「点検」と今なお欺く。言葉を愚弄する者はいつか言葉に愚弄される。「私は付き合わないつもりだ。」2022/09/11

今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン

22
アル中で仕事がなくなった著者に盟友岡康道氏が仲介してはじまったという日経ビジネス電子版の連載。自分の死後に刊行する予定で記事がピックアップされたそう。コロナ騒ぎの始まりからウクライナの渦中まで、この2年間を振り返らせてくれる。気持ち悪いことを気持ち悪いと言えない社会の気持ち悪さ。「自縄自縛」の項、曖昧にされてる気持ち悪さにガッツリとメスが差し込まれていた。ああ、小田嶋センセ。もっとメスを振り回し続けていただきたかった。 2022/11/02

19
軽妙洒脱とは、この人が綴る文章のためにある。しかし、今回は重さもあった。遺稿集だからではない。この国を「素面」でサバイブする難しさを感じたからだ。コミュ力を上げ、人脈を広げるために飲み会依存。ステイホームになれば宅飲み依存。たとえ下戸な人でも、インフルエンサーの論破に酔ったり、弱者を叩く自分に酔うことがあるだろう。千鳥足で進む社会を覚まさないと、思わぬ争いに巻き込まれる恐れすらある。『上を向いてアルコール』では、まだクスリと笑える部分もあったはずの話題で、もう笑えなくなった。2023/02/06

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