内容説明
京都の老舗喫茶店「六曜社」のマスター、オクノ修の名曲に触発され、画家のnakabanが10年以上温め続けた作品、ついに完成。コーヒーとともに日々を刻む、すべての人たちへ。
著者等紹介
オクノ修[オクノオサム]
1952年京都生まれ。シンガーソングライターであり、京都の老舗喫茶店「六曜社」のマスター
nakaban[NAKABAN]
1974年生まれ。画家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MI
83
京都の老舗喫茶店「六曜社」のマスターに触発されて画家のnakabanが10年以上温め続けた作品。水彩画で描かれており、昔ながらの喫茶店のコーヒーの香りがこちらまで漂ってきそうに感じる絵本。とてもステキだった。2023/09/07
アキ
74
町は夜から朝焼けになり、夜明けを迎える。電車が動き始め、1日が始まる。『ランベルマイユのコーヒー屋さんから、朝の香りがたちこめて、夢みていた人たちが今日の仕事を始めるとき、来る日も来る日も、また次の日もおなじ香りのコーヒーいっ杯。夢みていた人たちにふかい香りのコーヒーいっ杯』一杯のまっ黒いコーヒーの表面に周囲の赤や青や黄色や緑の色が写る素敵な絵が好き。nakabanさんの絵、オクノ修さんの詩。京都の老舗喫茶店「六曜社」のマスター。今度行ってみようかな。京都のちいさいミシマ社発行のかわいい小冊子のような絵本2020/02/18
ワッピー
30
読み友さんのおすすめから。まだ暗い路地から空に目線を移すと、次第に明るくなる空。世界が目覚めて、空が白くなるころ、煙突から人々の生活が始まった証の煙が立ち上り、市電も動き出す。そして、毎日毎日変わらずランベルマイユのコーヒーが淹れられ、その香りが町を満たす。深いコーヒーの湯気と香りよ、どこまでも届け、届け。最近、早朝の仕事に就いた関係で、まさに同じ時間帯を過ごしていることもあって、共感もひとしおです。ただし、出かける前に実際にコーヒーを淹れて楽しむ時間がないのは残念ですが・・・。2021/11/11
のえる
26
読友さんオススメの図書館絵本。 どこかの喫茶店でゆっくりと珈琲を嗜んでいる気分に浸れた。 京都の老舗喫茶店「六葉社」のマスターオクノ修氏が織りなす詩とnakaban氏のイラストが描く穏やかな世界。2021/01/01
しゃお
23
オクノ氏の事もnakaban氏の事も知らなかったですが、思わずおうちに連れて帰りたくなったのは、その朝の空気感と珈琲の香り漂う詩と絵のおかげ。そしてこういう体験は実店舗でならでは。だからこそ本屋さんに行きたくなるよね~。2020/03/25