内容説明
現代人よ、もっと、もっと、もっと寝よう!人気鍼灸師が実践する現代版・養生法。
目次
第1章 健康法の棚卸し
第2章 「ハレ」と「ラク」が招く不健康
第3章 「寝る・食う・動く」の時間を決める
第4章 「寝る・食う・動く」の質を高める
第5章 風邪は引き始めに東洋医学で治す
第6章 生活そのものが養生になる
著者等紹介
若林理砂[ワカバヤシリサ]
臨床家・鍼灸師。1976年生まれ。高校卒業後に鍼灸免許を取得。早稲田大学第二文学部卒(思想宗教系専修)。2004年に東京・目黒にアシル治療室を開院。現在、新規患者の受け付けができないほどの人気治療室となっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
39
鍼灸師の養生論で、東洋医学の推奨。まずは「寝る」を固定し遅くとも0時までには寝て7時間程度の睡眠をとる。次に「食う」を固定し、食事の半分が野菜、4分の1をタンパク質、4分の1が炭水化物にする。最後に「動く」を固定する。ラジオ体操と通勤時の歩行でいいと。不調の時は10時までに早く寝る。日常の不調のほぼ9割は風邪で、ひきはじめに葛根湯っていいかも。当たり前のことをなかなかできにくくなっている現代。今日は早く寝よう。2018/11/07
チャー
16
鍼灸師の著者が健康に過ごすための大切なことを紹介した本。特別なサプリや薬、あるいは健康グッズに頼らずに、日常生活の基本的な部分を見直し整えることの重要性が綴られている。健康の定義のハードルがかなり高く、なかなかこの域まで達しないという指摘には同意。特に特別なことをしなかった最近の長寿の方々を考えると、割と普通の食事で長寿は可能という点は確かにと思う。不健康なことをしなければ健康であるという指摘はその通りと感じた。腸内細菌の多様性がアレルギーを抑えることもあるとのこと。体調を知り都度調整することが肝要。2024/08/10
青木 蓮友
15
冷湿タイプでした。なんだか刺さるという表現がぴったりな言葉の数々、心の底から噴き出す物凄いエネルギー。何度もハッとしました。それでいて言ってることはいたってシンプルで、どこまでもが当たり前。正直勇気が要ったんじゃないかなと思いましたよ、それくらいの平凡レベルでした。この内容と「死ぬ」という言葉をあえて入れたタイトルのギャップに、言葉にできない勢いが感じられ。とてもいい本だと思いました。「なにも足さない。なにも引かない。」これ、名言ですよね。生き方にも通ずる深さ、というか東洋医学、陰陽、八卦、易経万歳です。2018/12/27
白黒豆黄昏ぞんび
12
整えよう。2020/06/06
ちぇしゃ
12
タイトルがまた過激になったなあ。健康の定義も若返ることではなくて、その時に何も困ったことがなく楽しく生活がおくれる状態というごく当たり前のことを、メディアの情報に煽られて何か毎日が特別じゃなければいけないような呪いをかけられているってことに気づいて行動するための本。無理なく毎日続けていけることを習慣化することからまず取り組み、まずは、寝る、食う、動く習慣を、良い状態を維持できるように固定化するという方法や、日常生活を特別なイベントの繰り返しにしないという考え方など、とても納得のいく内容。2018/11/20