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スポーツがつくったアジア―筋肉的キリスト教の世界的拡張と創造される近代アジア

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  • サイズ B6変判/ページ数 531p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784909383006
  • NDC分類 780.22
  • Cコード C0022

内容説明

圧倒的なパワーと影響力により、スポーツを通して試みられた欧米による西洋的価値観の移植戦略と、それに応じてとられたアジア各国の近代化戦略。両者の間の複雑なダイナミズムを跡づけるグローバルヒストリー。

目次

序章
第1章 筋肉的キリスト教と西洋の「文明化の使命」―エルウッド・S.ブラウンと極東大会の創設
第2章 一九二〇年代から一九三〇年代の極東大会と西アジア大会―「アジア人の、アジア人による、アジア人のための大会」
第3章 スポーツを通じたネルーのアジア建設―第一回アジア大会、脱植民地化、国際的平和、近代化、発展(一九五一年三月四日~一一日)
第4章 「自由世界」に属する「自由国家」―フィリピンの独立、曖昧な民主主義、第二回アジア大会(一九五四年五月一~九日)
第5章 「我々にオリンピックを与えたまえ」―平和的国際主義、「新生」日本、オリンピック水準の達成、第三回アジア大会(一九五八年五月二四日~六月一日)
第6章 インドネシアを非同盟アジアの灯台に変える―スカルノ政権、第四回アジア大会、帝国主義と新植民地主義に対する闘争
第7章 国王、軍、タイの発展―第五、六回アジア大会の連続開催(一九六六年一二月九日~二〇日、一九七〇年)
第8章 イランとインド洋地域計画―大ペルシア帝国、石油による富、第七回アジア大会(一九七四年九月一日~一六日)
終章

著者等紹介

ヒューブナー,シュテファン[ヒューブナー,シュテファン] [H¨ubner,Stefan]
ヨハネス・グーテンベルク大学で修士号取得、ヤーコプス大学で博士号取得。その後、ミュンヘン連邦軍大学でリサーチフェローをつとめ、シンガポール国立大学リサーチフェロー。専攻は近現代史

高嶋航[タカシマコウ]
京都大学で博士号取得。京都大学人文科学研究所助手を経て、京都大学文学研究科准教授。専攻は東洋史

冨田幸祐[トミタコウスケ]
東海大学大学院体育学研究科を経て、一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程。修士(体育学)。専攻はスポーツ史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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